【感想・ネタバレ】拝啓、執事殿のレビュー

あらすじ

英国コルフォート伯領、アントネルの街。活気に満ちた大通りの裏、貧しい労働階級者の集う小路沿いのベーカリーで、ノエルは働いていた。10歳の頃、店主夫妻により孤児院から引き取られて以来、18年間1日の休みもなく、たったひとりでパンを焼き続けていた。だが、そんな日々は突然、終わりを迎えた。月に一度、ベーカリーの前を通り過ぎる一人の紳士によって。彼はルイス・コルフォート。第四代コルフォート伯爵…アントネルの街の領主だった。ルイスは劣悪な環境からノエルを連れ出してくれたばかりか、ノエルを自分の屋敷で従僕見習いとして雇ってくれたのだ。ルイスの屋敷で働き出したノエルは、従僕の仕事を必死に覚えた。すべては、自分を助けてくれたルイスのため。ルイスの役に立ちたい。その一心でルイスに尽くすノエルに対し、いつしかルイスも、特別な信頼を寄せてくれるようになるが……。

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ネタバレ 購入済み

これはまるでシンデレラ。

酷い扱いを受けていた身寄りのない孤児が領主に引き取られ執事兼恋人になる。まさにシンデレラストーリー。
少しだけ違うのは、引き取った領主がただ王子だったのではなく、傷付き辛い思いをしていたという事。
貴族社会の伝統と格式の大切さ、闇深さもきちんと描かれたお話だった。
引き取られた孤児も、傷ついた領主も、お互い幸せで良かった!

0
2025年10月19日

購入済み

ヒストリカル感を楽しめる

ヒストリカル感ありつつ、ほのぼのとした恋愛もの。
時代背景的にはほのぼのとは言い切れないかもだけど……。
身分差とか、貧困とかも交えつつ。
ちょっとLes Misérablesが頭をよぎる雰囲気。

清らかに静かに降り積もっていく愛ってかんじ。

癒された。

#ほのぼの #癒やされる #切ない

0
2023年06月09日

ネタバレ 購入済み

ふむふむ

全体的に予想出来ちゃうストーリーですが、
心優しいノエルが可愛いのと
ノエルがご主人様と結ばれたハピエンで
私までホッコリとした気持ちになりました。

0
2022年02月08日

購入済み

優しい物語でした

主人公、ノエルが貧民街で
無賃労働を強いられているところから
救ってくれたご主人様と幸せになるまで

ノエルが危ない目にあうものの
あまり大きな事件もなく
終始 、穏やかな雰囲気です。
途中まで、従僕として勤める様は
やや緊迫した雰囲気が漂ってはいますが

穏やかな分、少し盛り上がりに
欠けたかな、という感じでした。

桜部先生の著作では
鬼の棲む国、が、一番好きで
庶民感覚の作品も、勿論好きですが
先生の作品を全作読んで
次の作品を楽しみにしている身としては
また、あんな、ダイナミックな
作品もまた、描いてほしいな
と、思ってしまいました。

今作はまた、新しい世界観では
ありましたが
主人公が庶民感覚で
貴族社会でも、貴族の枠に
とらわれず生きていく、というのが
ふたりの幸せに繋がるのが良いのですが
きれいにまとまりすぎかな、
とも、思いました。
勿論、個人的感想です

頑張り屋の主人公に共感しつつ
温かな気持ちになれる作品です。
冬の夜に、一読を。



#癒やされる #切ない

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2021年12月14日

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