あらすじ
横暴な父が、あろうことか国王への反乱を企てて失敗し、エリンは男爵の一人娘から、謀反人の娘という立場へ転落した。共犯だと誤解されれば、どんな罰を受けてもおかしくはない。怯える彼女に王が下した裁定は、思いがけないものだった。国王直属の騎士で、勇猛果敢な戦功を讃えられる伝説の戦士、マルコム・ル・ファルーシュと結婚し、跡継ぎを作れというのだ。エリンは結婚が怖かった。父に虐げられた亡き母を思い出す。マルコムは大柄で力が強い。あんな人に服従を強いられたら……。だが初めての口づけを受けたとき、その不安は期待へと変わった。
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Posted by ブクログ
両親を見てきた故に男には決して服従しないと誓うエリンと、裏切られてきた経験から女は嘘吐きだと頑ななマルコムのやりとりはおもしろかった。
ただ、最後の最後にエリンを信じなかったマルコムがあっさり許されたのが残念。
もっと信じてくれなかったことにエリンが反抗してマルコムが苦悩して懇願する姿があったらより萌えれたと思う。
愛する人を疑う苦悩とサスペンス
3.5かな〜。
王の命により政略結婚をさせられた主人公。誇り高きヒロインは力強く男らしい武将のヒーローに多いに反抗しながらも徐々に惹かれ愛するようになります。
お城内部のサスペンスが進んでいき、ついにヒーローは側近の言葉を信じ、また嫉妬から、ヒロインをどんどん疑っていき信用できなくなり、愛と裏切りの狭間で苦悩します。
物語の過程が、シェークスピアのオセロのようで二人は悲劇かなと心配になりましたが、ハーレクインは最後はもちろん大円団でホッとしました。