あらすじ
南仏アールズの城が襲撃され、非道な略奪に遭って以来、ジェルヴァーズは領民とともに苦しい日々を過ごしてきた。全てはサマーヴィルの所業。憤る彼は伯父の復讐計画に乗った。英仏から多くの騎士が集まる華々しい武術大会の場で、サマーヴィル家の娘を誘拐し、身代金を要求するというのだ。報復、そして領民のための金――望みはそのふたつ。狙いは英国一の富を受け継ぐキャサリン・サマーヴィルだ。誇り高くもどこか物悲しげで、蜂蜜色の髪が美しい女。この血が騒ぐのは、彼女が憎き敵の娘だからか、それとも……。
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Posted by ブクログ
サマーヴィル家シリーズ4作目。1作目のルーアークとガビィの長女の話。
ヒロイン・キャサリンはまさしくサマーヴィル家!という強い女性でヒーローに対しても真っ直ぐで良かった。対してヒーロー・ジェルヴァーズは伯父(どうしようもない奴)に騙され勘違いでキャサリン誘拐するわ、後半はヘタレだわでちょっと印象が薄い。父親(ルーアーク)を破滅させるつもりだったけどキャサリンも破滅させてしまったんじゃ…?と考えるヒーローに思わずおせーよ!!とツッコミを入れそうになった(´∇`)
そんなところも含めて楽しかったけど。特に後半は読みやすくてほぼ一気読み。こういった子世代ものは前作主人公の両親達が出て来ると楽しいね。