【感想・ネタバレ】薔薇の冠のレビュー

あらすじ

★修道院育ちのジネヴラは破産寸前の実家へ連れ戻された夜、若き領主に求婚された。運命は、世間知らずの彼女が想像もつかない方向へ動き出していた…。★十四世紀、ヨーロッパがペストや飢饉、戦争に苦しんでいたころ、イングランド王国のヨーク近隣にある、とある修道院では、預けられた多くの少女が清らかな毎日を送っていた。ジネヴラも、五歳のときから十二年間そこにいる。しかし、平和な日々はふいに終わりを告げた。身なりの立派な男性客を見かけたその日、院長から、ここを出て家に帰るようにと言われたのだ。やむなく兄の家に身を寄せてほどなく、その男性が訪ねてきた。彼は領主で、ジネヴラを妻に望んでいるという。横柄で失礼な人。だが領主の所望を拒むことは許されない。

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Posted by ブクログ

5歳の頃から修道院で暮らしながら刺繍の腕を磨いていたヒロインを見初めたヒーローは17歳の彼女を手に入れるためあらゆる手をつくしたようだ。逃げる17歳を楽しそうに追いかけるヒーロー31歳。どんな遊びだ。隔離生活から突然ポンッと外に放り出されたヒロインの動揺と恐怖と開放感。どうにか彼の望み通りの関係に持ち込めた矢先の悲劇には悪態をついてしまったが ヒーローの苦悩が切実でヒロイン発見時にはホッとして泣きそうになった。
彼女たちの刺繍に基づく描写や場面があったらもっと感動できたかもしれない。

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2011年11月09日

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