あらすじ
効きすぎ注意! あえて「デキない人」を真似る、逆説的仕事論。本書は、カルト的人気を誇る漫画家/コラムニストのカレー沢薫がおくる初の「お仕事エッセイ」である。パワハラ、マウンティング、かまってちゃん、ムダな会議、エクセルデータ破壊おじさん、経費精算でキレる人……、こんな人たちに、ついイラっとしていないだろうか? そんなことで心をすり減らすのは、もったいない。どんな人とも誠実に接し、仕事に対しやる気があるのはいいことだ。しかし、それで健康を害してしまっては無意味。「仕事に対し無感情」な人間の姿勢を取り入れ、「どうでもいいことで悩まないようにする」方法もある。意識の低い仕事術で、ストレス上司との闘い方、コミュニティを泳ぐ知恵、面倒くさい人のトリセツ、荒ぶる職場のサバイバル術、壊れる前に「メンタルを守る方法」を解説。職場のルサンチマンが爆笑に変わる、ブラックユーモア増し増しの1冊だ。
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Posted by ブクログ
マンガ家・カレー沢女史の「デキない人」からの職場ストレス対処法コラム集。
・心がけようと思った編「おわりに」
「給料以上は働かない、給料以上は悩まない」。
確かに持ち帰りの仕事はなくても、持ち帰りのクヨクヨやらイライラはあるので、割り切りは必要かなーと。自分でどうにかなることはどうにかするし、どうにもできないことはどうにもならないし、仕事を外れたら拘束される謂れのない真っ赤な他人だしね!
・さじ加減が難しいなーと思った編「コミュニティを泳ぐ知恵」
相手の勝手な期待に100%応えず、時に噛み合わないフリをしたりするのも重要、らしい。理屈は分かるんだけど、期待してた答えが返ってこないとスネるというか、テンション下がって冷たくなる人には要注意だなーと。
面倒なのでとりあえずオートで相槌打っとけ、な対応をしてしまう自分にはちょっと高度だと思った。
<総評>
そのまま鵜吞みにするのは危険そうなところもあったけど、総じてさらりと読めてちょっとニヤニヤできる、コラムのお手本みたいなコラム集だった。
そして「結局職場というのは自分に合っているか否かだ」とある通り、最終奥義「嫌なら転職!」が出せれば何とかなりそうな世の中って、昔よりずいぶん楽になったよなーとしみじみ思った。