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Posted by ブクログ
【最強なのは◯◯免疫!真の免疫学者とは?】
テレビなどで抗体、抗体、と騒がれているが、この本を読めば、抗体はそれほど重要ではないことが分かる。
一番重要なのは、「粘膜免疫」だ。
まずは「病原体の侵入を防ぐ」こと。
その役割を果たしてくれるのが、粘膜、粘液細胞、皮膚である。
よく考えれば、当たり前のことのように思えてしまうが、多くの人がこの事実を忘れてしまっているのではないだろうか?
「生体防御」の図がとても分かりやすかった。
「免疫の仕組み」を理解すれば、ワクチンなんて打とうという気にはならない。ましてや、ワクチンは抗体を作るだけで、免疫を上げるわけではないのだからなおさらだ。
免疫について詳しく勉強しようとすると難しいかもしれないが、この本に載っていた「免疫の仕組み」の大まかな流れなら、小学生でも理解できそうだ。
それなのに、どうして誰もこのことを教えてくれないのだろうか?
特に、「専門家」と呼ばれている人たちが、このような基本を知らないはずはないのに・・・。
ずっと疑問に思っていたが、この本を読んで謎が解けた。
「粘膜免疫」を研究する人は、ほとんどいないそうだ。研究対象として難しいとのこと。
それで、多くの免疫学者は抗体性免疫や、細胞性免疫の研究しかやらないらしい。
今までは「免疫学の先生が言っているのだから、そうなのかな?」と思おうとしたこともあったが、「免疫学者」と言っても免疫全体に詳しいわけではないことが分かり、納得した。
(今のご時世、本当のことを知ってても言えない、言わない、というのもありそうだが・・・)
とにかく、大橋先生こそ「真の免疫学者」なのでは?と思った。
「健康」は薬やワクチンでしか守れないと思っている人たちに、私たちの体に元々備わっている「免疫の仕組み」の素晴らしさを伝えていくとともに、私自信も、もっと「免疫」について勉強してみたいと思った。