あらすじ
ロウソクの光とLED,どっちが効率が良い?太陽が地球に一番近い1月が寒くなるわけは?虹,シャボン玉,CDの記録面はどれもカラフルに見えるけど,その理由がちょっと違うって知ってました?日常にふと感じる疑問に答えるのが物理学の本当の使い方.公式を覚えるだけじゃつまらない.物理学の醍醐味をお伝えします.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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Posted by ブクログ
さまざまな物理法則を、「アウトドア」、「光」、「色」、「音」、家の中にある日用品、その他役に立つもの、の6つの観点から事例を挙げて解説した本。
著者はオランダの物理学者。
「計算で確かめよう」のページでは、より詳しく知りたい人のためのやや専門的な数式を使った解説と、「実験で確かめよう」では、解説された法則を簡単な実験で実際に確認できるようになっている。
岩波ジュニア新書から刊行されているので、原則中高生向きではあるが、ゴリゴリの文系頭である私にとっては、これでも少々「?」なところがあった。それなりにイラストや写真が理解の助けとして掲載されているが、もう少し多くても良いのでは、と感じた。
とは言っても、CDはなぜカラフルなのか?、なぜカーブボールは曲がるのか?、なぜものが鮮明に見えるのか?他、多くの身近な現象がどのような物理法則として解明されているのかがわかるだけでも好奇心を満たすことができた点で、本書を十分に楽しむことができた。