【感想・ネタバレ】スペインの愛人のレビュー

シャロン・ケンドリック / 進藤あつ子

突然鳴った一本の電話が、残酷にもいとこの事故死を告げた。声の主はドン・ルイス・デラカマラ、いとこの夫である大富豪だ。悲しみと思い出がないまぜになり、ソフィーは激しく動揺した。数年前、ロンドンで初めてルイスに会ったソフィーは、彼の魅力とあからさまな誘惑の視線に思わず反応してしまった。直後に彼がいとこの婚約者だと知ってときめきは封印したものの、今、またルイスの声を聞いただけで、熱い想いがあふれ出す。いとこへの罪の意識とほとばしる情熱をかかえて、ソフィーは葬儀に出席するため、真夏のスペインへ旅立った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ヒロインにとっても不運な出逢いだったかもしれないが　愛してもいない女性との結婚を強いられたヒーローは　確かに子供は得たかもしれないが酷い結婚だったろうなぁと思う。もっと早くヒロインと出逢っていたなら　この２人が運命の相手だとお互い分かったはずだから。打算的で愛のないお金と物欲だけの結婚をしたヒロインの従姉妹には同情できない。彼女は贅沢な生活をする為だけに計画的戦略をたてた強欲女にしか見えないね。子供のために彼女は必要じゃないと神様も思ったんだろう。