【感想・ネタバレ】結婚という名の復讐のレビュー

あらすじ

リゾート会社の社長の娘で、甘やかされて育ったギャビーは、貧しい使用人の息子ヴィンをからかったり誘惑したり、残酷な仕打ちを続けた。だが数年後、二人の人生は逆転する。ギャビーの兄は後継者の重責に耐えきれず自ら命を絶ち、ギャビーの夫は五回目の結婚記念日を待たずに事故死した。さらに父親が重い心臓発作で倒れたとき、彼女はついに覚悟を決めた。彼に頭を下げるしか道はない……。不動産業で大成功したヴィンは、今や富も名声もほしいままだった。ヴィンと再会したギャビーは、資金提供の交換条件として、彼と結婚することを余儀なくされる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ドキドキしながら読みすすめました。

お金持ちのワガママお嬢様と、使用人の息子との恋愛物語りです。
14歳と18歳で出逢った二人、お嬢様は何かと彼を見下し、誘惑しては、つれない態度を取って彼を笑いものにしていたという過去があります。
しかし、成長してビジネスマンとして大成功を収めた彼に、彼女は実家の企業の経営状態が悪くなり、頼らざるを得なくなり―。
彼が手を貸すことを引き受ける代償として要求したのは、「僕と結婚すること」でした。

惹かれ合いながらも表面では反発し、それが「復讐劇」に転じて代償として結婚を要求される―これもロマンス小説の王道の一つかと思われます。
ヒロインに侮辱ともとれる仕打ちを受けつつも、男気を失わなかったヒーローに脱帽。
二人の関係の最後の最後まで書かずに余韻を残した終わり方をしているところも良かったと思います。

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2016年10月21日

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