あらすじ
※本書は、講談社ノベルス版『天空の鏡 警視庁捜査一課十一係』と同一の内容です。重複購入にご注意ください。
左目を奪い去る猟奇殺人犯を追え!
過去の未解決事件との不可解な共通点。
塔子を待ち構える衝撃&切なすぎる真相とは――?
大人気「警視庁殺人分析班」シリーズ最新作!!
★★★★★
麻見和史がおくる2大シリーズ、3ヵ月連続刊行!!
11月 『天空の鏡』(「警視庁殺人分析班」シリーズ)
12月 『邪神の天秤』(「警視庁公安分析班」シリーズ第一作!)
1月 『偽神の審判』(「警視庁公安分析班」シリーズ第二作!)
そして――
「警視庁公安分析班」シリーズが2022年初頭、WOWOWにてドラマ化!!
WOWOW 連続ドラマW 「邪神の天秤 公安分析班」
★★★★★
『天空の鏡』あらすじ
解体予定のビルで、左目を抉りとられた変死体がみつかった。遺体の状況が十年前の未解決事件と酷似していると知った如月塔子ら殺人分析班。アヌビスと名乗る当時の犯人が再び動き始めたのか? 手がかりをつかめず焦る塔子らをしりめに、次なる左目のない遺体が見つかってしまう……。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
飛ばしてしまってた巻をようやく。宗教二世回でした。ここで猫がでてくるのか…。
宗教に歪められ逃れようとしても追いかけてきた絶望と、如月さんがお世話になった刑事さんの正義との間と、鷹野さんの壮絶な幼少期とで盛りだくさんでしたが派手さはありませんでした。
宗教二世と藤村刑事、どっちつかずだと感じられたのがいまいちはまれなかった原因かなぁ。如月さんのシェルター潜入捜査は面白そうだったのに。
尊い理念で動いてるカリスマ的な人は素晴らしくとも、周囲に善からぬ人が集まってきたらそれは危険だという如月さんの考えはしっくりきました。
解説が大矢博子さんでした。如月さんの成長のシリーズ通しての言及、さすがでした。河上さんのスピンオフ読んでみたいは同感です。
Posted by ブクログ
もうシリーズ12作目なんですね。今回の事件は10年前の類似した事件との関連性が気になるポイントでした。
その過程で怪しい宗教(天空教)やグループ(恒葉会)などが出てきますが、これでその宗教関係者が一連の事件の犯人でしたーでは、小説としてはあまりに起伏がないんじゃ?と違和感を覚えていたら…… なんと、そう来ましたか!という人が一部事件の犯人で、この点はちょっと驚き。
ただ事件の真相は……リアリティが無いわけじゃないけれど、なんだかミョーにしっくり来ない感がありました。それが何かは自分でもよくわかってないのですが、山根隆也が佐武のことを突っ込まれたときの不自然なほどのリアクションや、佐武殺害の現場での藤村とのやり取りに、少し展開の都合よさを感じたからでしょうか。
あとは、藤村はせっかく塔子と過去のつながりのある人物だったので、塔子にも縁や因縁のある事件や犯人だったら、個人的にはもう少しのめり込めたかもなー、と思ったりしました。