あらすじ
ベストセラー街道を疾走し続ける “西村京太郎トラベルミステリー”。丸ごと1冊十津川警部シリーズの魅力満載―。 新宿のクラブホステスが絞殺された。捜査線上に浮かんだのは、なんと新宿署の警部だった。それも十津川警部の同期……。虚飾の街に絡めとられた男の行末を描く表題作「哀しみの余部鉄橋」をはじめとして「十津川、民謡を唄う」「北の空 悲しみの唄」「北への殺人ルート」の4作を収録。“人生は愛と友情と裏切りだ”。行間から哀感にじみ出る西村ミステリーの真骨頂がここにある。
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Posted by ブクログ
十津川、民謡を唄う
北の空 悲しみの唄
北への殺人ルート
哀しみの余部鉄橋
の4つの短編集
トラベルミステリーとあるが,1つは東京へ状況してきた人が被害者で,
もう1つは作詞にでかけた先での殺人だ。
観光といういみでの旅行ではない。
ご当地固有の話はでてくるので,取材をしていないと書けないだろうからたいへんだなと思った。
十津川警部が脇役の話もある。
哀しみの余部鉄橋
何だこの安易な結末は? 1986年の餘部鉄橋転落事故に触れておいて、最後に犯人は餘部鉄橋から身を投げる。必要性はないし、ちょっと不謹慎じゃないか? 初めて手にした西村京太郎作品だけど、こういう感じだったら今後手に取ることはないと思う。