【感想・ネタバレ】パレット文庫 恋のしくみのレビュー

あらすじ

この作品にはイラストが含まれておりません。 僕は、士峰(しほう)学園高等部2年生の蓮川誓(はすかわちか)。レトロな詰め襟の制服が人気の男子高の奨学生だ。僕の家族は、10歳年上の兄さんと拾い猫のアクセル。ある日、学校から帰るとアクセルの姿がない。猫さらいの噂(うわさ)が立つなか、不安な気持ちを抱えながら懸命に探すが、アクセルは見つからない。暗くなり雨も降り出し…。絶望的な気持ちの僕に、背の高い美男子が傘を差し掛けてくれた。これが運命の出会い…。彼は、ミステリアスな西崎という男と二人きりで大豪邸(だいごうてい)に住む絵本翻訳家(ほんやくか)の東海千尋(とうかいちひろ)。東海さんの優しさと美しさに魅(み)せられた僕は、兄さんに内緒で東海さんの家に通うようになる。そして、熱い想(おも)いを抑(おさ)えられずに僕と東海さんは…?!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【※BL注意】

 士峰学園高等部2年生の蓮川誓の家族は、10歳年上の兄と拾い猫のアクセル。
 普段仕事で忙しい誓の兄はほとんど家に帰ってこないため、ほとんどがアクセルの二人きり(一人と一匹)。
 賢い猫のアクセルは誓の仕事を邪魔することなく、誓の手の空いてる時には抜群のタイミングで寄り添っている。
 ところがそんなアクセルがいなくなってしまった。
 よくよく調べてみると、自室の窓が開いていた。
 猫さらいの噂が立つ中、アクセルが全然見つからず、困り果てている中で、誓は東海という名の青年と出会う。
 西崎という名のミステリアスな青年と二人暮らしであるという彼は、アクセルの名前の由来となった絵本の翻訳者で、猫にもとても詳しかった。
 そんな彼のアドバイスを受けながら、誓は猫探しを続けるけれど、彼は西崎の私室に程近い場所で、アクセルにとてもよく似た猫を見つける。
 西崎に疑いの目を向けながらも、東海には惹かれていく誓。

 そんな中、街を探しているうちにアクセルそっくりの猫を見つけるが……

 という話でした。
 何もかもが優しくて、とてもあったかい小説でした。
 最後にちょっとだけ、誓は痛い目にあったりもしたのだけれど、誓は最後まで誓で、まっすぐで、いい子でした。
 キレイなステキな物語を読みたい人にはオススメします。

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2014年09月01日

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