【感想・ネタバレ】霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない 2のレビュー

あらすじ

未来視の先に綴られた、美しき地獄ーー。

「かみさま」を失った藤咲からの逃亡生活を続ける、藤花と朔。
自らを「不良品」と称す少女を守りながら、朔は今後の行く末に頭を悩ます。

そんな二人のもとに、未来視の異能をもつ「永瀬」の遣いーー未知留が訪れる。
永瀬の擁する「ほんもの」が視た藤花と朔にまつわる幾つかの光景。

雪の降る永瀬の邸にて繰り広げられる、未来視を巡った狂気の発露。
それは『少女たるもの』になれなかった誰かの、在りし日の恋の残滓。

これは、過去に自分を求める少女と現在に自分を認める女の、「想い」が生んだ美しき地獄の物語。

※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

藤咲家に追われることになった朔と籐花。そんな彼らのもとに、永瀬家の巫女の1人、未知留がやってきて、永瀬家の「ほんもの」予言を元に行動する事を強いられる。
連作短編ミステリー。どの話も終始暗い雰囲気。謎を解くことで一見前に進んでいるように見えつつも、どんどんと暗い沼にハマってゆき、救いが見えない。暗い雰囲気が好きな人は是非。ミステリーとしてみると、全般的に動機の面が微妙と感じた。
なお、朔と籐花の2人の関係性の成り立ちがどのように出来上がってきたのかはまだあまり語られておらず、今後の展開に期待したい。

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2023年01月03日

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