【感想・ネタバレ】霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わないのレビュー

あらすじ

その少女は「かみさま」のなりそこない――。

藤咲藤花の元に訪れる奇妙な事件の捜査依頼。
それは「かみさま」になるはずだった少女にしか解けない、人の業が生み出す猟奇事件。

人の姿を持ちながら幽世のものに触れる異能をもつ彼女は、事件の解決に自分の居場所を求めて歩む。
そして、その隣には「かみさま」の従者として彼女を守る役目を負うはずだった青年・藤咲朔の姿が常にあった。

数奇な運命のもとに生まれ――そして本来の役割を失った二人は現世の狂気のなかで互いの存在意義を求め合う。
これは、夢現の狭間に揺れる一人の少女と、それを見守る従者の物語。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

異能を操る「かみさま」が絶対の藤咲家。藤咲家におけるかみさま争いに敗れた藤咲籐花とその従者たる藤咲朔が、籐花の持つ霊を呼び出す力を使いながら、その持ち前の推理力を駆使して事件を解決する連作短編ミステリー作品。
作品ならではの雰囲気は非常に特徴的で、独特の読み応え。ミステリーとしてみると動機の点などイマイチに思えるが、特に「天使の自殺」を通じた世間の意識の変化などの発想は、非常に目新しく感じた。

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2023年01月01日

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