あらすじ
あなたは、「永遠の作業員」か、それとも「自分らしく活躍する人」か――。大きな仕事やチャンスを掴み、自分で人生を動かす「輝くリーダー」へと変貌する一方、簡単な仕事しか与えられず、スキルも身につかず「永遠の作業員」で40代を迎える人もいる。30代は、人生の分岐点。そこで、一皮むけてアゲハ蝶のように羽ばたく人、幼虫のままくすぶって終わる人は何が違うのか? 実は、その差は「能力」ではなく、たった1つの「働き方」の違いでしかない。「成果のコスパ」、つまり労力やコストに対して、どれだけの成果が得られるかを意識して働くか。たったこれだけで、「圧倒的自由」を手に入れることができる。しかし、大量の「やるべきこと」に忙殺されて、じっくり考える余裕がない。情報や選択肢が多すぎて動けない。そんな30代は多いかもしれない。そこで、「これだけ」にやることを絞り、速くラクに市場価値を高める方法を解説する。
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Posted by ブクログ
仕事ができる30代の働き方を紹介。
筆者は外資系コンサルで最短で部長クラスに出世した経歴の持ち主。
30代は結果を出すことに注力。
そのために、゛得意なことで成果につながること゛を
優先することが大切。
そのために、
①向いている環境にいく
②仕事の攻略法(コツ)を考えてつかむ
③根回しを覚える
④得意な人を増やす
などが挙げられている。
細かいノウハウもあったが、大きくは
得意なことを伸ばして成果を上げる、ということ。
Posted by ブクログ
不得意なことを克服するのではなく、得意なことから好きな仕事を選ぶ。30代のうちに失敗が許される環境で挑戦をしておくことが大事。好きなこと儲かること得意なこと、この3つがすべて重なるところにやるべきことがある。これまでの経歴に自分の資質を掛け算するとオリジナルな存在になれる。転職する際は伸びている業界を狙う。会社との相性も重要。その会社のミッションや価値観、行動基準に書いてあることが経営者の判断基準になる。みんなが苦手なところに注力する。他の人にない経験を見つける。周りからどんなことで感謝されているかを分析する。コンプレックスの裏側は得意なことになる。
なぜできないのかではなく、どうすれば解決するかと言うソリューションフォーカスを使う
相手にわかってもらうためには話す。順番も重要。自分が重要だと思っていることから話すのではなく、相手が重要だと思っていることから順番に話す。報連相ではなく、今後どうなりそうかと言う未来予測をもとに説明する。
Posted by ブクログ
実例を出して、どうすればいいかが出ていて読みやすかった。当てはまるものは取り入れたい。
・30代は不得意なことを克服している時間はない。例)対人得意→コーチング学ぶ→売れるコーチ。苦手からスタートすると売れないコーチで終わる。
・スキルの掛け合わせを増やすことが大切。
速い×正確×「気がきく」=速く正確な戦略パートナー。その他大勢から抜きん出る。
・自分のキャラは自分ではなく、「周りの認知」で出来上がる。
・目標設定には「SMART」の視点が大切。
Specific(具体的に)
Measurable(測定可能な)
Achievable(達成可能な)
Related(経営目標に関連した)
Time-bound(時間制約がある)
・「なぜ」だと言い訳が出る、「どうすれば」を考える
・仕事を受ける時、いつならできるかを伝える。
「今の仕事の次に着手、〇〇までにはできる」
主導権を握ることができる。
・お客様が商品に対し、「一番求めてるもの」を聞く。話が通じないと思われないコツ。
・迅速な判断ができる「空、雨、傘」のフレームワーク。
空:空を見ると曇ってきた(事実)
雨:雨が降りそうだ(解釈、判断)
傘:傘を持って行こう(打ち手)
・感謝で人を動かす
「ありがとう」は
目を見て、相手の名前を呼んで。さらに「相手にやってもらいたい行動」をプラスすると人が動く!
Posted by ブクログ
「得意なこと」から「好きな仕事」を選べ
キャリアは「アップ」ではなく「面積」で考える
「ありがとう」の声を集めてみることで自分の資質を知る
あなたのキャラは周りの認知でできている
「なぜ」ではなく、「どうすれば」を問う
相手がいる仕事から着手する
相性は仕方ない。ただ、情報量を増やすことで改善の糸口は掴める
ソラ・アメ・カサ
今後どうなりそうか?という未来予測が必要
指示は「アウトプット、コツ、理由」をセットにする
根回しの本質は反対意見を事前に把握すること
「相手にやってもらいたいこと」+「感謝の言葉」で人を動かす
Posted by ブクログ
特筆すべきほどの衝撃があるような本ではないが、
タイトル通り、会社に使われず、むしろ会社を使ってステップアップするための考え方やノウハウを紹介している。
好きなこと、得意なこと、儲かることの
3軸で30代の悩みを分析しているのは興味深い。
"好きなこと"というワードを定義し直しており、
あくまで"得意なこと"の中で、"好きなこと"を見つけるというアプローチを推奨している。
資質をあぶり出す4つの視点もなかなか興味深い。
顕在潜在が縦軸、裏表が横軸で捉えると言う部分は時間を取って、今月中には試してみようと思う。
(おそらく)会社組織に属する人をメインターゲットとしているため、所属する会社や職種によって、その再現性に若干の差異は出ると思われるが、
個人的に刺さったポイントを備忘までに。
・30代は何かで突き抜けろ。No.1を経歴に入れろ。
No.2とは見える世界、つながる人々、働く仲間のレベルが異なり、連結方式でNo.1の世界が広がるためとのこと。
・攻略本は、ファクトから導き出される示唆に基づく"作戦"を加えよ
・なぜの追及よりも、ソリューションフォーカス。どうすればできるか?
→ここは、ある程度頭の出来が良い人であれば有効かも。そもそも攻めるポイントが見当違いだと話にならないので。
・正しさは2種類ある。客観的に正しいか?相手の重要度に沿って正しいか?後者は言い換えれば、その正しさは相手にどういった影響を与えるか?という点を考える必要がある。
・昨今は成果を上げ、上司の覚えが良い人がリーダになるわけでは必ずしもなく、この人についていきたいと思わせる人がなることも。
→根回しの重要性
・部長は何を問題視する?ソラの確認
→このまま行ったら部長はどうなると思う?アメの可視化
→カサは自ずと見えてくる