あらすじ
夢を抱きにくい現代社会、せめて眠りながら夢を楽しみたい
自分の思いどおりにコントロールできる夢とは?
SF小説のようで、科学的に実証された現象――明晰夢がこれ一冊でわかる。
夢を抱きにくい現代社会、寝ている時の夢くらい思いどおりにしたいと思ったことはありませんか?
客観的に記録に残すことが難しく、長らく謎が多かった「夢」。自らのベッド上で起こる一番身近な出来事でありながら、その謎深さは多くの人を惹き付け、フロイトの夢分析から夢占い……そして、過熱するスリープテック市場や続々発表される「夢のデバイス」開発へと、古今東西、人々の夢への探求と情熱はとどまることを知らない。
夢をみている最中に、「いま自分は夢をみている」と自覚でき、夢の中で自由に動ける特殊な夢・明晰夢。初の入門書である本書では、昨今のさまざまな研究結果をもとに明晰夢の体得をめざし、眠りと夢の仕組みを夜ごとひもとく。
「私たちは、目まぐるしく変わり、先行きの見えない時代を生きています。(…) これからも仕事があるのか、はたして未来は明るくなるのか……。現実に直面すればするほど、未来について思いを馳せれば馳せるほど、つい鬱屈した気持ちになってしまいます。でも、大丈夫。現実世界では自分の力だけでコントロールできないことが多いとしても、寝ている間にみる夢は自分の思うままになるかもしれないとしたらどうでしょうか? なんと言っても、人間は一日の3分の1をベッドの上で過ごしていて、人生の12分の1は夢をみているのですから。」(はじめにより)
★「夢に表れたモチーフが一体どこからやってきたか」を分析できる、夢分析日記シートも巻末に収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『「超常現象」を本気で科学する』(石川幹人)、『ダマシオ教授の教養としての「意識」』(アントニオ・ダマシオ)で明晰夢を知り、
関連書で詳細を読んでみようと手に取った『はじめての明晰夢』(松田英子)。
世界には一定数の人が五感をフルで感じつつ夢の世界を楽しめる人がいるという。
本書の明晰夢の例を読んで「すごいな!!」と思ったけど、
読んだ感想としては私は寝る前に毛布の柔らかさを感じながら寝て、
朝目が覚めた時に感じる柔らかな朝日&スズメの鳴き声があればそれでいいかなという気がしてきた。
もうちょっと寝てたい……っていうあの感覚がたまらん……。
今回読んだのは「自身で明晰夢を見れるようになりたい!!」というものではなく、
あくまで「へー、そんな現象あるんだ。ちょっと知っとこ」ぐらいで、
目的は達成したぜ。
それに今までの、そして今回の読書体験がキッカケとなって知人の明晰夢の話ができた事は大きかった。
「夢の中で自分の歯が全部抜けて、それをパズルのようにあてはめていった。
現実では口をモゴモゴしていたらしく、
それを見ていた娘に「美味しい物を食べる夢でも見てるのかな」と思われてたみたい」
なんてなかなか貴重なお話頂きました。
こういうのが超楽しい。
Posted by ブクログ
明晰夢を見たいから借りた。
明晰夢とは夢の中で夢と気付くこと、夢の中で自分の思い通りに動けること。
この本を読んでイメージしながら眠ったら夢が前より記憶できるようになったが、まだ明晰夢は見れていない。
Posted by ブクログ
明晰夢という言葉を初めて聞いたが、よく理解できたし、見方も学ぶことができた。夢をコントロールすることができれば、もっと寝るのが楽しくなるし、半信半疑で試してみようと思う。