【感想・ネタバレ】怖ガラセ屋サンのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

匿名 2024年04月11日

どの話も面白いけど、2話目救済と恐怖の話に矛盾があったのが気になりました。毒で作られた石、主人公親子だけには影響なさそうなとこが。4話目の階段ライブの話しが1番好きです。

#ダーク

0

Posted by ブクログ 2023年08月25日

よく「生きてる人間が一番怖い。」と言いますが、その言葉の意味を本当に分かっているのか?と問われる内容でした。

私は御多分に洩れず幽霊よりも生きてる人間が怖いと思っています。…が、こんな恐怖を想像して生きてはいませんでした笑
本書では、直接的に命を脅かされる描写は少ないし、超常現象で全てが片付いたり...続きを読むはしません。なのに常に怖い。

今、目の前にいる人は本当に…?
この〇〇は安全なもの?
その〇〇は本当に正しいもの?

全部疑っていたら生きていけないけれど、確かに日常には不確定なものが沢山あって、それらは時に『得体の知れない恐怖』を呼んでくる。
そんな身近な恐怖の発露について考えさせられました。

まだまだ残暑厳しい日々。
本書を読んでひんやりするのもおすすめです!

0

Posted by ブクログ 2023年07月15日

澤村伊智さんは、長編を書かせても短編を書かせても、上手い。 飽きが来ない。
そのうち、ネタが無くなってしまうのではないかと、こちらが心配してしまうくらい、どんでん返しやまさかの、大売り出しだ。

今回は、人の怖さ。 でも、後味はなぜかどれも悪くない。 ミステリーを読んだ後のような、スッキリ感である。

0
購入済み

追い込まれていく恐怖感

2022年01月02日

怪談話を聞くことは今までにも何度かありましたが、新しいタイプの恐怖体験でした。
短編で読み易いのもそうですが、7つの短編が全く異なるものではなく、コワガラセヤサンという怪異の存在を軸に繋がっているのも面白い。
一体こわがらせやさんとは何なのか‥

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年05月06日

生身の人に対して恐怖心はなかったが、どこまでその人を知っているのか??と考えた時、全然知らない。母親も以前自分の子どもの事も何考えているのか、どんな性格か詳しくはわからない。と言っていたが確かにわからないし、他人を信用出来る?と問われたらわからない。人の怖さを教えてくれたし、他人も私を知らないから踏...続きを読むみ込む事が出来ない事を知り、本当に仲良くなりたい人には自分から内面をオープンにしないと距離が縮まないけど、信用する事も難しい。。となかなかにうまくいかない人間関係。。。

0

Posted by ブクログ 2024年03月23日

悪人でホラーで天誅するショートショートでした

詐欺師が祟られて「誰か、俺を救ってー」とアイリスアウトするオチみたいなショートが続いて、楽しく読めました
理不尽な恐怖はなく、被害者たちの復讐ベースでホラーが進んでいく勧善懲悪な世界観で、むしろ応援したくなる怪談でした
すべてのショートに読み応えがあっ...続きを読むて、筆力を感じました

どれも被害者感情の帳尻を合わせるような怪異で、作者にとって幽霊たちはヒーローのような存在なんだなと思いました

勧善懲悪モノ×ホラーがここまで相性がいいことに気づけました
どの復讐劇も爽快で、スカッと読めました

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月01日

最初はなんだか物足りない、と思ったが、
2話目から面白かった!

どんでん返しが豊富で、
特に入院患者の「見知らぬ人の」は
おおー!そういうことだったのか!
最初に徘徊してたアンタだったのか、って、分かった時の喜びというかカタルシス的なものを感じた

登場人物を信用してはならない、
この形式の本は、...続きを読む新鮮で「してやられた」感が心地よい

新興宗教詐欺師たちへの復讐
いじめっ子たちへの復讐
悪い人間たちへの復讐
毒をもって毒を制す
被害者たちに、霊が味方してくれている
人間を超越した存在がもし存在するのなら
本当に、そうであってくれたらいいのに

本当に、他人を傷つけて平気な人間、平気な顔で生きていられるような性根の腐った人間には
罰が当たればいい。

最後の読者への問いかけ
「…怖かったですか?」
ーはい!怖かったです:(;゙゚'ω゚'):

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月21日

謎の女性“怖ガラセ屋サン”なる存在が登場する連作短編集。語り手あるいは読者視点の人物の過去の(当人も忘れていた)罪や過ちが暴かれる―というパターンが用いられる、一応は復讐ものとも言えるかもしれない……悪い奴が報いを受ける、復讐が果たされるといった爽快感みたいなものは、正直なところあまりないが。
忘れ...続きを読むていた過去が暴かれることで意外性や驚き、厭さを演出するのは他の作品でも見られるようにこの著者お得意の手か。とにかく登場人物への感情移入をさせ難くしている感があり、作中人物が感じる恐怖を読み手が味わうような臨場感による怖さよりも、傍観者として何も出来ずただただ見せ続けられる怖さ……というような気もする。

0

Posted by ブクログ 2024年01月27日

タイトルに惹かれて読んでみました。
ホラーは苦手なのですが、この作品はあまり怖さは感じる事なくサクサク読めました。面白かったです。
なんか笑ゥせぇるすまんを思い出しましたw

0

Posted by ブクログ 2023年12月02日

こ!わ!い!
わたくしTV流しながら読みました。
ほんとにあの手この手で怖がらせてくるやんけ。
もうやめてやめて〜!と思いながらページをめくる手は止まらず。面白かったです。

0

Posted by ブクログ 2023年09月25日

対象者を怖がらせ、恐怖させ、更には戦慄させて息の根を止める願いまで叶えてくれるという都市伝説「コワガラセ屋サン」の女性が見え隠れするホラー短編集。見え隠れする女性が何か起こす描写はなく少しの関わりがあるだけなのに、そこから因果応報的に人が怪異に取り込まれて堕ちていく嫌な感じが良い。怪異より生きた人間...続きを読むが怖いと思わせておいて、からゾワゾワがやって来る「人間が一番怖い人も」「子供の世界で」「怪談ライブにて」が好み。「見知らぬ人の」は実際に自分にも起こりそうで嫌だ。ただ最後の怖ガラセ屋さんの都市伝説を追う話はちょっと蛇足に思えたかなー。

0

Posted by ブクログ 2023年09月05日

毎話ゾクゾクする展開が約束されていて面白すぎた!
比嘉姉妹シリーズ以外は初めて読んだけど、どれだけ書くの上手いんだこの人…大好きだ…

0

Posted by ブクログ 2023年08月18日

ホントにわたしの友達って、わたしの知ってる友達か、、、、、?


そんな気持ちにさせられる怖さ。

物心ついたときから一緒にいたけど、この妹、、、いつから一緒にいたんだっけ?

え!久しぶりぃーって近寄ってくるこの人、わたしの友達か?

そんな。あなたの記憶を疑いたくなるような恐怖と共に、いかに他人...続きを読むを信用して生きてるか、、、
言われてみれば、今の人いつから知り合いになったんだろう、、、
なんの繋がり?
我がもの顔で一緒にいる、わたしの隣の人は誰?

そんな、ひしひしとした恐怖に包まれます、、、、、

0

Posted by ブクログ 2023年08月07日

この世の存在でないものを否定せず、しかし1番怖いのは人間であると語る。

それぞれが少しずつ繋がった短編作品集。
面白かったです。

0

Posted by ブクログ 2023年05月31日

なんとなく、芦沢央さんの「火のないところに煙は」を思い出した。
すごく淡々と人を恐怖に陥れる「怖がらせ屋さん」
湊かなえさんの「告白」の最後の日に淡々と生徒を恐怖に陥れる担任にも似てる。

結局怖がらせ屋さんは怪異なの?
なんで怖がらせられたのかわからない人もいるけど、そこまでモヤモヤせず、ふーん、...続きを読むこういうものかーと受け入れられるくらいの淡々さだった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月22日

「怖ガラセ屋サン」に依頼して、復讐したい人を怖がらせるっていう7つの短編集。「怖ガラセ屋サン」の怖がらせ方ってのは生半可な怖がらせ方じゃなく、心理的にじわじわくる感じの怖さの怖がらせ方。ただ怖いんじゃなく、最初は「え?」っていうのから始まる感じ。あたし的には1話目の「人間が一番怖い人も」って話が一番...続きを読む面白かったなー。んで、最後の話「怖ガラセ屋サンと」って話でこれまでの短編がチラッチラッと出てくるとことか、短編だけど話がつながってる感じがいいなー。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月10日

面白くて一気に読んでしまった。

第一話 人間が一番怖い人も
第二話 救済と恐怖と
第三話 子供の世界で
第四話 怪談ライブにて
第五話 恐怖とは
第六話 見知らぬ人の
第七話 怖ガラセ屋サンと
からなる連作短編集。

どの話にも必ず謎の人物が出てくる。
謎の人物が訥々と話を始めて怖がらせてくるんだ...続きを読むけど、何が怖いのかって言うと結局自分が原因だったり、自分のした取り返しのつかないことを自覚させられる、というか…
徹底的に追い詰めてくる。

一番怖かったのは第六話、後味悪かったのは第三話、エンタメ的に楽しめたのは第四話だった。

0

Posted by ブクログ 2022年12月31日

 依頼されて人を怖がらせることを仕事にしている「怖がらせ屋さん」が全編に出てくる短編集。
 シチュエーションも学校のいじめ、病院の入院室、カルト宗教、怪談ライブ、車の中など色々あって面白い。
 「怖さ」とは何か、という考察は興味深かった。
 ホラー作家の書く話なので、幽霊などの非現実的な怪異が出てく...続きを読むるのかと思いきや、意外と怪異がはっきりと出てくる作品は少なかった。
 はっきりと怪異が出てくるのは「怪談ライブにて」と、「救済と恐怖と」くらいであろうか。後者については、本当の恐怖は宗教ではないかという気もするが。残りの作品は、サスペンスやミステリーのように感じるものが多かった。
 「怪異」は「恐怖」を起こす原因の一つに過ぎず、この本の主題はあくまで様々な原因により発生する「恐怖」なのだなと思った。
 最後の書き下ろしは、今までの短編の要素が少し出ており、今までのまとめのようで面白い。
 

0

Posted by ブクログ 2022年12月23日

恐怖とは
想像すること。
嫌な予感である。
という考察に
確かに、と頷いてしまった。
すっと
話の中へ引き込み
じわじわと
不穏な空気を漂わせ
その先を考えさせ
怖いという感情を
かき立てる。
叫び出したくなるような
恐ろしさはないけれど
あとからじわりと
背中が冷たくなってくる。

0

Posted by ブクログ 2022年12月16日

恐怖とは何か、人はどういう時何を怖いと思うのか、をひたすらに突き詰めたホラーオムニバス作品。人怖や洒落怖、禍話のような不明瞭ゆえの恐怖、いろんなホラーの要素を突き詰めていってただの列挙にとどまらないところがよかった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月21日

最後まで正体が謎に包まれている怖がらせ屋さんが不気味で怖かったが、最後の書き下ろしの話の主人公のようになぜか興味をひかれる存在になっていくのがすごくわかるなぁと思いました。
会いたくないけど会った人に話を聞きたい。
保身のために間接的にでいいので彼女のことを知りたいと思った。

0

Posted by ブクログ 2022年08月15日

これはかなり好みのホラーだった。
後からゾワゾワ冷や汗かく感じ。
1、4、6話が特に秀逸でお気に入り。

0

Posted by ブクログ 2022年03月03日

 人を恐怖の底に陥れる「怖ガラセ屋」を描いた7話からなる連作短編集。エピローグ的な最終話以外は「怖ガラセ屋」の標的や依頼人の視点で描かれている。

      * * * * *

 「怖ガラセ屋」として登場する女性がいい。氏名も含め正体は不明。黒髪のショートヘア。黒を基調にした服装。長身で中性的な...続きを読む顔立ち。そして独特のオーラ。比嘉琴子にも匹敵する存在感で、主人公として申し分ない。ターゲットの身辺事情を知悉し、神出鬼没であること等から人為を超える能力を有するものと思われる。

 内容はミステリー色強めの構成で、オカルト色は控え目。澤村氏が近年ミステリー分野への進出を試みているそうなので驚きはしないが、せめて「怖ガラセ屋」について少しでいいから情報を明かして欲しい気がする。そこが物足りなかったので☆4つにしました。

 そろそろ比嘉姉妹ものの長編が読みたい。
 

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月18日

人間が一番怖い人も、ね。
怪談かと思ったら、1話目をひたすら肯定してく感じだったね。にんげんこわいね。

怖さの定義はたしかに〜って楽しく読めた。
ただ、「いままでのことは嘘だよん、なんで疑わないの???」みたいな展開が多い気がする。
一編だけなら面白いのに、何回かやられるとなぁ。
(病院のやつは好...続きを読むきだったよ)

小説なんだから書いてあることが事実として読まなきゃ進められなくない?

怪談的には、怪談ライブで出てた家の周りをぐるぐるする怪異が面白かったな笑

0

Posted by ブクログ 2023年06月13日

まだ澤村さんバズり続く。「怖ガラセ屋サン」という謎の女性が共通して登場する連作短編集。怖いかどうか……と聞かれると微妙なところだが、それぞれ捻りのある話で非常に面白かった。

第一話 人間が一番怖い人も
一番怖いのは人間だと思っている夫妻が、職場の怪談好きな後輩男性を呼び、怪談を披露してもらうが……...続きを読む。無意識に後輩を下に見ている感じの主人公が恐怖に叩き落とされる様は怖いと言うよりむしろ痛快だった(笑)

第二話 救済と恐怖と
つましい暮らしをしていた母娘だったが、母親がスピリチュアル商法にはまり、変わっていく。もとの母に戻って欲しい娘は気に入らない相手を殺してくれる「うえすぎえいこさん」を呼び出すが……。
因果は巡るという感じのラスト。

第三話 子供の世界で
いじめで自殺した友人が自分たちをあの世から告発するのを恐れ、事故現場の掃除をやめられない子供の話。ここまで親に言わずに抱えこめるものなのだろうかと、かわいそうに思う反面、恐怖感はない。この子たちと同じ小学生が読んだら怖いのかもしれないな。

第四話 怪談ライブにて
怪談ライブに来た主人公が怪談師四人の怪談を聞く。最後、観客から募った女性が語る話で全てが繋がっていたことがわかる。ちょっと出来すぎな話かも。

第五話 恐怖とは
ある俳優のゴシップを撮るべくアパートを張っているカメラマンと車に乗り込んできた情報屋の女との会話。これは……そんなに面白くなかったかな。叙述ミステリの変化球。

第六話 見知らぬ人の
くも膜下出血で入院し、リハビリに取り組む「私」が妻とともに、向かいのベッドの徳永さんのもとに見舞いに来る謎の女を探るうちに怪異に巻き込まれていく。これもとんでもないどんでん返しが待っている。女が徳永さんに語る意味不明な話が気持ち悪くて怖かった。

第七話 怖ガラセ屋サンと
怖ガラセ屋について調べている女性の一人称。怖ガラセ屋について書こうとしたライターなどが失踪するなどなかなか真相に辿り着けない。ラスト、人物の繋がりはなんとなく予想がついていた。でも恐怖の源は依然わからないので、やはり怖い。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月29日

怖い話の短編かと思ったら、怖がらせ屋さんの話だった。
オモロい話もあり、普通な話もあり、まあまあかな。一番怖いかもと思ったのは病院の話の「見知らぬ人の」。


・人間が一番怖い人も ★★★★★
この本自体の内容を把握してなかったので、予想外の展開にびっくり!!!


・恐怖と救済 ★★★
ホラー要素...続きを読むもあるが、カルトの話がメインだった。


・子供の世界で ★★★★
イジメの話。
仲良くしてた子がイジメられて、けど怖くてイジメに加担してしまうってのはあり得るよなー


・怪談ライブにて ★★★
本当に怖いのは人間って感じだった。


・恐怖とは ★★★
プチどんでん返し系。
恐怖についての会話がちょっとつまらなかった。


・見知らぬ人の ★★★★
病院が舞台の話。
徳永さんが毎日訪ねてくる女の人が誰かも分からず一人で一方的に喋ってるって場面が、いい感じにゾクっとした。

怖がらせ屋さんが、徳永さんを狙ってる風だったか実際は予想の通り主人公が狙われてた。

後半は微妙だが、前半は良かった。


・怖ガラセ屋サンと ★★★
今までのエピソードの集大成と、怖がらせ屋さんを追う記者の話。
怖がらせ屋さん、一体何歳なんやろと思った。
人なのか幽霊なのか。。

最後の一部はちょっとゾクっとして良かった。

0

Posted by ブクログ 2023年02月17日

「人間が一番怖い人も」「救済と恐怖と」「子供の世界で」
「怪談ライブにて」「恐怖とは」「見知らぬ人の」「怖ガラセ屋サンと」
7話収録の連作短編集。

この世のものではない異形の存在も、生きている人間も怖い。
けれど一番恐ろしいのは、恨みを持ったまま亡くなった者の怨念だ。

自業自得、因果応報とも思え...続きを読むるが、この恐怖は鳥肌物。
恐怖をナメた者たちに「怖ガラセ屋サン」が下す容赦ない鉄槌。

中でも『子供の世界で』はイヤミスとホラーを融合させた味わいがあり、その恐ろしさに震える。

素直に読んでいくと、思わぬしっぺ返しにやられる恐怖本。

0

Posted by ブクログ 2022年11月01日

面白かったあ。
「恐怖と救済と」「子供の世界で」がダントツで好きです。子供と都市伝説的な存在が合うんだろうな。

0

Posted by ブクログ 2022年10月19日

怖いと言う感情は誰もがこれまでの人生で感じたことのある感情だろう。

でも、その怖いが何に対してなのか。どう怖いのか。その種類はたくさんあり、この短編集では様々な「怖い」を体験した。

根底にあるのは「人の恨みを買ってしまった」ということ。どうしても語り部に感情移入してしまうこともあり、そうか…そう...続きを読むなるのか…と苦しくなる場面もあった。人は間違える生き物だけど、絶対に間違えてはいけないことが世の中にはあるのだ。

あまり好きな系統の本ではなかったし序盤は苦手だったけど、終盤は一気に読んでしまった。

0

Posted by ブクログ 2022年09月25日

怪談を集めたり聴いたりするのが趣味の部下を家に招いた。紹介したいと婚約者の女性も一緒だった。その手のものが好きでない妻と不穏な空気になることもあったが、概ね楽しい会のはずだった…。誰かを恐怖に陥れるための怖がらせ屋さんが、きっとあなたのそばに…

ホラー短編集。連作短編か。怖がらせる、という行為がメ...続きを読むインのホラーなので、直接的にスプラッタとか心霊現象とかで怖いわけじゃないんだけど、恐怖を刻み込まれるというのがいかに嫌なことかというのが実感できる。叙述イヤミスみたいでもある。

0

Posted by ブクログ 2022年08月14日

オムニバス形式で読みやすい
結構語り手が真実ではないみたいな話が多かったなという印象
怖ガラセ屋サンは依頼されてただ怖がらせてるだけで、自分を追い詰めていくのは自分だから全部の話に救いがないなあと

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月10日

怖ガラセ屋サンが出てくる連作短編集。最初の「人間が一番怖い人も」を読んで身近にいる他人の怖さを知った。「救済と恐怖と」はパワーストーンに貧しい子供たちの怨念がこもっているにビビった。「子供の世界で」はイジメ問題。メンコに使っていた牛乳瓶のふたを見ると思い出しそうだ。「怪談をイブにて」凍傷した指のない...続きを読む手を想像してしまった。「恐怖とは」パパラッチが二転三転して想像を越えた。「見知らぬ人の」は脳出血の病気の怖さがあった。最後は今までのはフィクションでいいんだよねと確認したくなった。幽霊は出てこないけど怖かった。

0
購入済み

期待はずれ

2022年02月22日

第一話だけはゾッとする怖さがあり最後まで飽きることなく読めました。この最初の一話で次からの話にも期待が持てたのですが、、、正直期待はずれでした。怖がらせたいという書き手の思いばかりが先走りした感がありました。残念です。

0

「小説」ランキング