【感想・ネタバレ】怖ガラセ屋サンのレビュー

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Posted by ブクログ

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生身の人に対して恐怖心はなかったが、どこまでその人を知っているのか??と考えた時、全然知らない。母親も以前自分の子どもの事も何考えているのか、どんな性格か詳しくはわからない。と言っていたが確かにわからないし、他人を信用出来る?と問われたらわからない。人の怖さを教えてくれたし、他人も私を知らないから踏み込む事が出来ない事を知り、本当に仲良くなりたい人には自分から内面をオープンにしないと距離が縮まないけど、信用する事も難しい。。となかなかにうまくいかない人間関係。。。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初はなんだか物足りない、と思ったが、
2話目から面白かった!

どんでん返しが豊富で、
特に入院患者の「見知らぬ人の」は
おおー!そういうことだったのか!
最初に徘徊してたアンタだったのか、って、分かった時の喜びというかカタルシス的なものを感じた

登場人物を信用してはならない、
この形式の本は、新鮮で「してやられた」感が心地よい

新興宗教詐欺師たちへの復讐
いじめっ子たちへの復讐
悪い人間たちへの復讐
毒をもって毒を制す
被害者たちに、霊が味方してくれている
人間を超越した存在がもし存在するのなら
本当に、そうであってくれたらいいのに

本当に、他人を傷つけて平気な人間、平気な顔で生きていられるような性根の腐った人間には
罰が当たればいい。

最後の読者への問いかけ
「…怖かったですか?」
ーはい!怖かったです:(;゙゚'ω゚'):

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

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謎の女性“怖ガラセ屋サン”なる存在が登場する連作短編集。語り手あるいは読者視点の人物の過去の(当人も忘れていた)罪や過ちが暴かれる―というパターンが用いられる、一応は復讐ものとも言えるかもしれない……悪い奴が報いを受ける、復讐が果たされるといった爽快感みたいなものは、正直なところあまりないが。
忘れていた過去が暴かれることで意外性や驚き、厭さを演出するのは他の作品でも見られるようにこの著者お得意の手か。とにかく登場人物への感情移入をさせ難くしている感があり、作中人物が感じる恐怖を読み手が味わうような臨場感による怖さよりも、傍観者として何も出来ずただただ見せ続けられる怖さ……というような気もする。

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2024年02月21日

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「怖ガラセ屋サン」に依頼して、復讐したい人を怖がらせるっていう7つの短編集。「怖ガラセ屋サン」の怖がらせ方ってのは生半可な怖がらせ方じゃなく、心理的にじわじわくる感じの怖さの怖がらせ方。ただ怖いんじゃなく、最初は「え?」っていうのから始まる感じ。あたし的には1話目の「人間が一番怖い人も」って話が一番面白かったなー。んで、最後の話「怖ガラセ屋サンと」って話でこれまでの短編がチラッチラッと出てくるとことか、短編だけど話がつながってる感じがいいなー。

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2023年01月22日

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面白くて一気に読んでしまった。

第一話 人間が一番怖い人も
第二話 救済と恐怖と
第三話 子供の世界で
第四話 怪談ライブにて
第五話 恐怖とは
第六話 見知らぬ人の
第七話 怖ガラセ屋サンと
からなる連作短編集。

どの話にも必ず謎の人物が出てくる。
謎の人物が訥々と話を始めて怖がらせてくるんだけど、何が怖いのかって言うと結局自分が原因だったり、自分のした取り返しのつかないことを自覚させられる、というか…
徹底的に追い詰めてくる。

一番怖かったのは第六話、後味悪かったのは第三話、エンタメ的に楽しめたのは第四話だった。

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2023年01月10日

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最後まで正体が謎に包まれている怖がらせ屋さんが不気味で怖かったが、最後の書き下ろしの話の主人公のようになぜか興味をひかれる存在になっていくのがすごくわかるなぁと思いました。
会いたくないけど会った人に話を聞きたい。
保身のために間接的にでいいので彼女のことを知りたいと思った。

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2022年10月21日

Posted by ブクログ

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人間が一番怖い人も、ね。
怪談かと思ったら、1話目をひたすら肯定してく感じだったね。にんげんこわいね。

怖さの定義はたしかに〜って楽しく読めた。
ただ、「いままでのことは嘘だよん、なんで疑わないの???」みたいな展開が多い気がする。
一編だけなら面白いのに、何回かやられるとなぁ。
(病院のやつは好きだったよ)

小説なんだから書いてあることが事実として読まなきゃ進められなくない?

怪談的には、怪談ライブで出てた家の周りをぐるぐるする怪異が面白かったな笑

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2023年07月18日

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怖い話の短編かと思ったら、怖がらせ屋さんの話だった。
オモロい話もあり、普通な話もあり、まあまあかな。一番怖いかもと思ったのは病院の話の「見知らぬ人の」。


・人間が一番怖い人も ★★★★★
この本自体の内容を把握してなかったので、予想外の展開にびっくり!!!


・恐怖と救済 ★★★
ホラー要素もあるが、カルトの話がメインだった。


・子供の世界で ★★★★
イジメの話。
仲良くしてた子がイジメられて、けど怖くてイジメに加担してしまうってのはあり得るよなー


・怪談ライブにて ★★★
本当に怖いのは人間って感じだった。


・恐怖とは ★★★
プチどんでん返し系。
恐怖についての会話がちょっとつまらなかった。


・見知らぬ人の ★★★★
病院が舞台の話。
徳永さんが毎日訪ねてくる女の人が誰かも分からず一人で一方的に喋ってるって場面が、いい感じにゾクっとした。

怖がらせ屋さんが、徳永さんを狙ってる風だったか実際は予想の通り主人公が狙われてた。

後半は微妙だが、前半は良かった。


・怖ガラセ屋サンと ★★★
今までのエピソードの集大成と、怖がらせ屋さんを追う記者の話。
怖がらせ屋さん、一体何歳なんやろと思った。
人なのか幽霊なのか。。

最後の一部はちょっとゾクっとして良かった。

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2023年04月29日

Posted by ブクログ

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怖ガラセ屋サンが出てくる連作短編集。最初の「人間が一番怖い人も」を読んで身近にいる他人の怖さを知った。「救済と恐怖と」はパワーストーンに貧しい子供たちの怨念がこもっているにビビった。「子供の世界で」はイジメ問題。メンコに使っていた牛乳瓶のふたを見ると思い出しそうだ。「怪談をイブにて」凍傷した指のない手を想像してしまった。「恐怖とは」パパラッチが二転三転して想像を越えた。「見知らぬ人の」は脳出血の病気の怖さがあった。最後は今までのはフィクションでいいんだよねと確認したくなった。幽霊は出てこないけど怖かった。

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2022年07月10日

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