あらすじ
学校で何年も英語を勉強しているのに、ネイティブの前に出るとなぜ話せなくなるのか? それは「日本語発想」を捨てられないから、というのが本書の主張です。では日本語発想を捨て、英語発想に切り替えるにはどうすればいいのか? その1つが本書の提唱する(「ひと」⇒「外界」)認識回路。この方法を理解し実践すれば、頭が英語発想に切り替わり、英語がどんどん口から出てくるようになります(詳しくは本書で)。
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Posted by ブクログ
予備校の先生による英作文の指導書。日本語を直訳するのをやめて、「ひと⇒外界」という形式にのっとって英語を作ろう、というもの。
日本語では主題を表す「~は」をそのまま英語にしない、とかbe動詞を使うのはイコールの時だけなので、それ以外で使わないようにしよう、とか、とても端的な形で示されている。構文を使う使わない以前に、英語と日本語の基本的な違いを意識するためには良いと思う。「チーズケーキは大好きだ」とか、「浩一にふられちゃったの」、「パーティーは楽しかったよ」など、初心者が間違えやすい例文を示しながら英語の語順を説明していて、コンセプトは良い。
一応、社会人向けの本らしいが、あえて男女関係を扱った例文を取り上げ、下品なおばさんが挿絵に登場しているが、はっきり言って邪魔だと思う。もっとまじめな作りにした方がいい。けどこれは個人の好みの問題だろうか。取り上げた例文のリストみたいなものが巻末にあると復習できてよいと思った。(11/10/09)