あらすじ
「決算書を読むのって難しい……」
このように感じてしまう理由は「決算書を読む面白さ」がよくわからないから。
そこで、本書では、すべて実在する会社の決算書をもとに解説。会計の数字とビジネスの現実が結びつくので、決算書を読むことが面白くなります。
また、数字の羅列にしか見えなかった決算書も、シンプルな「比例縮尺図」にすれば、その構造を直観的に理解でき、その会社が「儲かるビジネスモデル」をどのようにつくり出しているのかが、ざっくりわかります。
また、各セクションで、複数の会社の決算書や、同一会社の年度別の決算書を、ひと目で比較できるように並べて掲載。
そのため、決算書の共通点、類似点、相違点が見つけやすくなり、業種で共通する特徴、各社の経営の現実(現況)やビジネスモデルの独自性を簡単につかめます。
本書で数多くの決算書を読み込むうちに、決算書を速読するコツをつかむことができ、ビジネスにも投資にも武器になる「会計思考力」を強化することができます。
■本書で決算書を「図解×比較」している事例企業(抜粋)
ホークス vs タイガース vs ファイターズ
丸井 vs 三越伊勢丹HD
アルペン vs ゴールドウイン vs ワークマン vs スノーピーク
DCM-HD vs ニトリ vs MonotaRO
くら寿司 vs スシローGHD vs ゼンショー
任天堂 vs 第一三共 vs トヨタ自動車
大垣共立銀行 vs 三菱UFJ銀行 vs セブン銀行
Google vs Facebook vs Zoom
Amazon vs ZOZO vs 楽天
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
復職に向けて、練習のため積読本から読んだ一冊。
簡潔でわかりやすいうえに、企業のチョイスが秀逸。
ザッと世の中のビジネスモデルを理解するのに最適。
Posted by ブクログ
同業他社の比較を財務諸表(数字)で行って、それを実態と照らし合わせてみせてくれるので、感覚に落とし込める。とても面白い。細かな数字の分析を、各種指標と照らし合わせて行うのが財務分析の伝統的な手法だけれど、リアルな会社を比較する、という手法をとってくれることで、実感をともなって分析の過程が頭にはいってくる。比例縮尺図を使って、会社の規模を気にせず比較することで、大局観をキープできるのが、とても面白かった。
Posted by ブクログ
決算書となると数字で無機質な感じがするが、本書では図示されていてイメージがつきやすく、楽しく読めた。
決算書から各企業のビジネスモデルの違いを明らかにすることもさることながら、ビジネスモデルの違いを知れたこと自体おもしろかった
Posted by ブクログ
PLとBSを似たような業界などで比較して学んで行こうという書籍。
分かりやすいが、少し前の本なので、紹介されている会社の状況が今と一緒かというとそうじゃない部分を差し引いて読んだ方が良い気がする。
Posted by ブクログ
決算書はとっつきにくく苦手でしたが、実際の企業を例にしてて面白かったですれ同じ業種でも、決算書の構成は異なっていて、どこに力を入れてるか、安定してるのか、積極的に投資してるかなど、イメージできました!
これだけでは決算書読めるようにならないと思いますが、決算書は面白いものだと思わせてくれる本でした!
Posted by ブクログ
様々な企業の財務諸表分析がわかりやすく解説されている。
財務諸表から図が作成されている点、特徴のある企業のピックアップと「比較」という形で解説されていることがこの本の工夫だと感じた。
投資の本ではないが、投資の前提となる財務諸表の分析力を磨くのに良い本だと感じた。
Posted by ブクログ
事例紹介が秀逸。実際の企業の貸借対照表と損益計算書を見比べて事業の特徴を理解していく。製造業から小売、フィンテックなど。回転寿司屋同士を比較し、その戦略の違いに触れるなど、分かりやすい。勉強になった。
キャッシュフローの増減を棒グラフの増減で示したウォーターフォールチャート。営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを出し合わせたものをフリーキャッシュフローと呼ぶ。これがプラスであれば必要な投資を行った上で稼いだキャッシュを有利子負債の返済等に回す余裕があると言うことを意味する。くら寿司はフランチャイズの出店に伴う投資キャッシュフローの赤字を営業キャッシュフローが賄う良い投資をしている、など。
丸井の流動資産、割賦売掛金と営業貸付金はクレジットカードによるフィンテック事業によるもの。有利子負債との金利差が利益となる。有利子負債が増えるとROICが下がる。そのため営業債権を譲渡して資金調達する債権流動化=ファクタリングを行い、有利子負債の返済にあてる方法により、債権譲渡益も生み出す。丸井はフィンテック事業をこのようにコントロールしているとか。
Posted by ブクログ
様々な決算書を通じて、大企業のビジネスモデルを知ることができます。
損益計算書や貸借対照表を少し読むことができれば、読み進めることができると思います。
Posted by ブクログ
これだけで分析に応用するのは難しいと感じたが、とにかく話題企業の決算書に多く触れていただいたことで、楽しく読み進めることができました。ファブレス、など、いくつかキーワードも覚えることができました。
Posted by ブクログ
今まで特定の業界に投資する場合には、基本的に業界のナンバー1だったり、ROEなどの財務指標やPERなどの株価指標が良かったりすることをもとに銘柄を選択するケースが多かった。
しかし、いわゆる同業種の会社でも、ビジネスモデル次第で収益の構造や資産構成も全く違うことが分かり、今後の投資先選定においても、決算書などを通してビジネスモデルについてもしっかりと理解しなければいけないと感じた。
Posted by ブクログ
簿記知識のおさらいに読んだ本。各業界の事業構造トそれが如実に表れている財務三表を50社ほど紹介。
よくある類の本ではあるものの復習にはなったかな。
Posted by ブクログ
決算書からビジネスモデルを読み解くというのは興味深く読み物として勉強になる。ただし、実物の決算書を前にしてここまで読み解けるかと言われると自信はない。まずは決算書の数値を図示して比率を把握するところから始めるのが良いかな?
Posted by ブクログ
【内容は冗長だが、決算書入門としては分かりやすい】
実際の企業のBS, PL, CF をわかりやすく図解し、その特徴を説明することで、決算書の読み方を学んでいく本です。
実在する著名企業の決算書が取り上げられているため興味が湧きやすく、また基本的にどの企業の例でもBS, PLを取り上げるため、それらの読み方がなんとなくわかってきます。
ただ、良くも悪くもBS, PL, CFしか出てこないため、書籍後半くらいからは少し読み応えが落ちてきます。(ここは、書籍のテーマ上仕方ないものかと思います)。
また、あくまでも入門書かと思うので、自身がより深い分析を行うには、その他の情報・書籍を参照する必要はあるかと思います。
Posted by ブクログ
有名企業の決算書を簡易に図解して説明している。
一応クイズ形式にになっているが、事前にその会社のビジネスをよく知らないと答えられないので、ただただ読むだけになってしまう。
インプット→クイズの流れにしてほしかった。