感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
感涙必須。
まず、人間、動物の生きている・幸せであることをその振動で感じるヒューマノイドというのが自分にとって新しい見方で興味をひかれて。
そのコリーの素直な質問や意表をつく切返し、空を見上げるシーンや馬のトゥデイを想っての行動、すべてが愛しく感じられ、最期は彼らしいと思うぐらい優しい存在。
止まった時間・止められてしまいそうな時間を流れさせるためにはどうすればいい?
"ゆっくり走る練習が必要だ"
馬のことだけでなく登場人物すべてにかかることで、劇的ではないけれど停滞していた状態から動き出す様に、きらきら輝くもの(コリー風にいうと振動があるってことかな)を感じました。
Posted by ブクログ
競馬を走る馬トゥデイと騎手であるロボットのコリー、そして周囲の人々の青春SF小説。 日本の読者のみなさまへ、でデジモンがでていて気を引かれてしまった。 無限大な夢の後。現実と、愛しさと恋しさの物語だったなぁ。(書きたかっただけ) 夢を諦めかけていたヨンジェ、車椅子に乗っている姉ウネ、夫を亡くした母ボギョン、友人ジス。みんなが悩みを抱えて、それでも生きている。どうしようもなく現実で、そこにある美しさを描く物語だなぁ、と思った。 後書きの“わたしたちはみんな、ゆっくり走る練習が必要だ”という言葉が印象的。
Posted by ブクログ
いやー、なんだろうこれ。よかった。SF枠の青春小説とでも言うべきか。
千個の単語しか知らないロボットのコリー。この切なさはなんだ。小さい小さいSFの中に、悲しみとか暖かさとか切なさとかがたくさん詰まっている。
Posted by ブクログ
韓国の小説は初めて読みました。
青が好きだから表紙の爽やかと
タイトルに惹かれて読んだ作品です。
想像力が乏しいのか、名前とどんな人物像かが一致するまで時間がかかりました。笑
でも読むにつれて引き込まれていきます。
みんなが命のために一生懸命になっていく
過程が素敵でした。
(コリーはロボットだから命という
表現ではないかな。笑)
コリーは純粋な子どものように素直で心が綺麗で、
愛される存在だなぁと。
いつもその場にいてくれて、
理解しようとする言葉をくれて。。
もはや人間だから、動物だからっていう括りすら
取っ払う存在だなぁって思ってしまいました。
人間って色んな感情があるからこそ
生きづらさもあるけど、
感じられるからこその幸せも
たくさんあるんだなぁって。
幸せを感じるために、ゆっくり走ること。
今と向き合ってを生きること。
覚えていたい文章がありすぎる
素敵や作品でした〜