【感想・ネタバレ】日本の聖域 ザ・コロナ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。人命を脅かす疫病を前に、己の利のみ追及し甘い蜜を吸う輩が存在する。感染症対策そっちのけでワクチン利権拡大に勤しむ国立感染症研究所。人流減しか提言できない専門家会議の実態。カネを独占するため異常に抑制されたPCR検査……。国民生活に密接する国の中枢で何が行われているのか? 25の組織や制度の裏面に迫り報じられない実情を暴く。(解説・柳田邦男)

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Posted by ブクログ

ここに書いてあることに全て裏付けがあり事実だとすればとんでもない話はばかりだ。
コロナに乗じて儲ける人たち。
医薬品医療機器総合機構
日本医療研究開発機構
独立行政法人地域医療機能推進機構
厚生労働省健康局結核感染症課
国立国際医療研究センター
長い名前にロクなとこはない。

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2021年12月19日

Posted by ブクログ

「選択」編集部『日本の聖域 ザ・コロナ』新潮文庫。

シリーズ第6弾。

非常に面白いのだが、読めば読む程に沸々と怒りが涌いて来る。特に第一部のコロナ禍に関連する記事が面白く、政府や専門家会議の馬鹿さ加減には呆れるばかり。

第二部と第三部は日本の組織や制度の問題点や裏側が描かれる。金や権力に群がる欲の皮が突っ張った輩の多いことに驚くが、日本という国は昔から一向に変わることが無いようだ。そんな輩がコンプライアンスだの平等だのほざくのには笑止千万。

2020年の始めから現在まで世界は新型コロナウイルス感染症に揺れた。政府の行き当たりばったりの無策の連発と専門家会議という名の素人集団の無能ぶり、人命の危機を脅かす疫病を利権拡大のチャンスと暗躍する不届き者たちと日本の膿が一気に噴き出した感がある。国民の大多数がこの国難にひたすら耐え続け、真面目に感染対策を徹底しているというのに。

研究開発能力の無い国立感染研究所が政府の庇護を受け続けるという不条理。海外の遺伝子検査キットやワクチンを拒み、利権を拡大させようとする馬鹿者どもだ。

PCR検査を徹底的に抑制し、感染拡大を増長した専門家会議。口を開けば、人流抑制しか能がないという体たらく。所詮、政府の御用学者の集団だから仕方が無いか。政府が強行し、全国に感染を拡大させたGoTo事業を擁護したことも忘れてはならない。

何故か新型コロナウイルス感染症の第5波は特に何もした訳でもないのに急減した。ワクチン接種の効果や個人の感染対策も一因にあるかと思うが、実は無症状感染者が相当数居たことで国民の多くが免疫を獲得し、感染拡大が飽和状態に達したのではなかろうか。となると、免疫が切れ始める今から半年後に第6波が来るのではないだろうか。新型コロナウイルス感染症に関しては、まだまだ油断は出来ない。

本体価格630円
★★★★

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2021年10月30日

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