【感想・ネタバレ】安倍晋三と菅直人 非常事態のリーダーシップのレビュー

あらすじ

コロナ禍の今、日本は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以来の国家的危機に直面している。この歴史的な国難に対して、当時首相であった安倍晋三と菅直人はどのように対処したのだろうか。危機に際して国民に何を語り、国民をどう守るかは政治家の最優先事項であり、時の政府の姿勢は、国民に対する本音を浮き彫りにする。安倍元首相は常々、民主党政権を「悪夢」と呼んでいたが、はたして安倍政権は菅直人政権をこんなに非難できるほど優れていたのか。そこで、両者の「危機の認識力」「国民への言葉」「権力の使い方」「補償」など個々の対応を徹底比較し、危機における、あるべきリーダーシップを考察。最後に安倍政権を引き継いだ菅(すが)政権のコロナ対応も評価する。10年前の記憶・記録を掘り起こすことで、今の自民党政権の“実態”が明らかになる!

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Posted by ブクログ

安倍晋三と菅直人を比較するのが正しいかどうかは分からないけど、菅直人に関しては世間の評価が悪すぎるとは思っていたのでその点は作者に同意。戦場の霧を無視して菅直人の当時の行動を評価するのはアンフェア。菅直人は有事の宰相として当時の状況下でやれる事はやっていた。

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2024年10月16日

Posted by ブクログ

本書に取り組む著者の胆力に驚嘆 
劣化・堕落したマスコミに喝!事実・真実の検証を回避し、権力と結んだレッテル貼り「ポチ」
220124安部晋三と菅直人☆☆☆ 尾中香尚理
「江上剛氏の書評が秀逸」 
二人の総理大臣を客観的に歴史評価
「菅氏は危機を大きく捉え、安倍氏は小さく捉えた」
菅氏の原発抑止・再生エネルギー拡大など歴史の評価は菅氏に軍配
結局、安倍氏は時々の支持率に翻弄され、時代を超えるモノはない 政治家としては落第
散々な印象操作をされた菅直人総理だが、歴史の評価は真っ当と信じたい
尾中記者の胆力・取材・分析 頭が下がる
マスコミ・大衆はもっと真摯な反省が必要
我々は民主党政権を実態以上に悪評価していないか
コロナ禍で自民党の実力も明らかになった

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2022年01月22日

Posted by ブクログ

意見が偏ってる気もするが、かなり読みやすかった。
政治に関連した本は初めて読んだが、すんなりと最後まで読み終えられた。

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2021年11月06日

Posted by ブクログ

安倍首相のコロナ対策を批判し、菅直人首相の原発事故対策はある程度、合法的なものであった、という比較論調で読んでいくぶんには面白い。
確かに安倍首相も酷かったが、311当時の菅首相もかなり酷かった記憶が、、、
比較の問題かな。

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2021年11月09日

Posted by ブクログ

安倍晋三に関する資料は複数目を通したが、なぜ支持率が高かったのか、なぜ長期政権だったのか、が理解あるいは納得出来なかった。
この本のように危機に対する対応は民主党政権に比べて秀でていた訳ではなく、むしろ菅直人の方が真摯に取り組んでいたように思う。
またアベノミクスと言われる経済政策が上手くいった訳でも無い。むしろ他のG7諸国に比べてまったく経済成長していないし、韓国にも1人あたりGDPは追い越されている始末。
結局プロパガンダだけは上手かったと言うだけで、国民はそれに騙されていたんだ。また民主党政権のマイナスイメージがずっとトラウマになっているのかもしれない。

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2022年04月07日

Posted by ブクログ

安倍政権と菅直人政権の非常事態の際の対応が比較されており、安倍政権(および菅義偉政権)の評価については批判に終始している。安倍政権の良いところも記述されていれば、公平な観点からみていることが分かり、もっと良い本になったと思う。

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2024年11月25日

Posted by ブクログ

2022年10月に読めば、「東日本大震災」と「コロナ禍」はやはりレベルが違い比較は困難だと思う。

展開が想像できなかった、という意味で、2020年当時のコロナ状況を2022年に振り返ると、しょうがなかったんじゃないかなという気もする。

確かにコロナ禍の政府の対応は姑息・強引・無責任というところはあったように思うし、

言われているほどには東日本大震災当時の政府は悪くなかったんじゃないか、という部分も理解した。

いろいろな立場・スタンスが世の中にはあるので、いろいろな本を読むべきと痛感。

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2022年10月24日

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