あらすじ
スーパーヒーローも腹は減る。地上最強の男・スーパーマンとして忙しく働く彼の毎日の楽しみ……それは日本で食べるランチ。
超人的聴力で自分のお腹が鳴る音が聞こえたら、路地裏でスーツを脱ぎ捨て、日本の外食チェーンへ飛んでいく。バットマンと静岡のローカルハンバーグチェーンに行ったり、カレーのベストトッピングに悩んだり、スーパーマンのランチは自由で楽しい!
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Posted by ブクログ
するりと完結を迎えた3巻である。
スーパーマンの日本チェーンランチ生活もこれにて終了。
ロイスとの関係なども描きつつ、最後は彼が死ぬまでにしたかったこと(ロ○ホで彼女とモーニングを食べる)でエンディングとなっている。
意外にしっかりチェーン紹介漫画をやっていたDC公式スーパーマン飯。
今回もまた
「夢屋さとの和食」
「ゴゴイチのカレー」
「シャトラーゼの和洋菓子」
「オンジン弁当ののり弁」
「大阪玉将」
「ロワホのモーニング」
といったラインナップで様々な日本のチェーンが描かれていた。
ちょっと珍しいのは、静岡ローカルチェーンのすこやか(※元はあのハンバーグチェーン)が描かれていた点。
さわ……じゃなかった、すこやかのようなローカル店をチョイスしているところは、やはりネタ的な厳しさもあったのだろう。
他にも日本の冷凍食品を扱う回などもあったが、その辺の厳しさが垣間見えた3巻である。
その意味で、3巻で綺麗に終わったのは良いことでもあると思われる。
今(悪い意味で)話題沸騰の大阪玉将も収録した一巻、楽しませていただいた。
シリーズの綺麗な終わり方、そして彼の
>っていうか カレーを食べるのにいちいち罪悪感なんて抱く必要はないんだ!(P.79)
という断固たる決意で「ゴゴイチ」でほうれん草トッピングをトンカツに変える決断を行ったことに敬意を表し、星五つで評価しようと思う。
ほうれん草で少しでも健康に配慮した風情を出す弱気、そんな強力無比の敵を打ち破ったスーパーマンはさすがである。(絶賛)