あらすじ
私が大丈夫なんだから、あなたはもっと大丈夫。人気フォトグラファーが、悩めるあなたに伝えたいこと。逃げることは悪いことなのか……。集団生活から逃げ、受験から逃げ、就活からも逃げ、自分自身が不向きだと感じたモノ全てから逃げてきたというヨシダナギ氏が、逃げ出したいのに逃げられない人たちのために、あくまでも「しれっと」色々な嫌なことから逃げ出す方法をゆる~く伝える一冊。頑張ること、夢を持つこと、人間関係……など、世の中に溢れる無言の圧力に、今にも押しつぶされそうな人に、ぜひ読んでいただきたい。 【目次】はじめに/第1章 私はアフリカ人になる/第2章 夢がなくても大丈夫/第3章 ネットがある時代に生きられた喜び/第4章 ネガティブ人間は割り切りが大事/第5章 世の中が決めた美しさにハマるな/おわりに
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Posted by ブクログ
日本では「逃げること=良くない」といった風潮がある。しかし、逃げることは自分を守ることであり、自分の幸せや適した環境と向き合う一歩だ。どれだけ頑張っても向いてないものは向いてない。例えば、僕が今から野球を頑張ったとしても、プロ野球選手になることはできないように。自分が生きやすい環境に属して時間を使う方が、ストレスなく楽しんで生きれると思う。向いていない、しんどいと思った時は、今いる環境が自分にとって向いてないサイン。
◎メモ
・今を楽しめないと、将来も楽しめない。今どうなのか?今をしっかり向き合いながら生きるべき。138
・自分ならではの個性が活かせる仕事をしたい。個性はオリジナリティし、個性を認めてくれる仕事の方が開放的で行きやすいなと。
◎アクション
・自分の特徴や強みをリストアップする
・嫌なことリストを作る できないことも 79
→これをやらないで良いように行動していく
・これまで頑張っていきたこと、時間やお金をかけたことをリストアップする
◎参考ページ
1.2.3.46.49.56.58.64.77.79.99.138.142
Posted by ブクログ
とても読みやすかった。
自分が主人公だし、絶対にやりたくないことを避けたらいい。やれそうなことをやってみて、できなかったら辞めればいい。
日々の生活で当たり前にやることをゲームのミッション感覚でクリアしていくのは、自己肯定感も上がりそうで取り入れたい。
Posted by ブクログ
自分にとっての普通を大事にしたくなる。
タイトルの「しれっと逃げ出す」というように、軽やかさを感じる生き方に励みになった。
困難に立ち向かうじゃなく、試しにやってみて、ダメなら逃げればいいじゃん。ぐらい自分を甘やかしてみてもいいかもしれない。
Posted by ブクログ
最高です、ヨシダナギさん。
クレイジージャーニーで初めて観て、クレイジーだなと思っていたけど
やっぱり最高!!
本は学生向けかな。
すぐ読めて、すごくおもしろかった!
賛否両論あるかもしれない。
でも、それは人間だもの。
子供達にこそ読んでほしい。
読み終わった後すぐに子供達に渡した。
Dress as a girl
ドラァグクイーンの
「私が美しいと思うものは美しい。あなたが美しいと思うものも同じように美しい。それでいいじゃない。」
心に響いた。
そして、人間が皆この想いを持てていたらと切なくなった。
子供達が読んだ後、どう感じたのかを聞いてみたい。
Posted by ブクログ
読んでる最中からみるみる色んなものが湧き出てきた。
彼女の本を読むのはこの本が初めて。
どの本から読むか悩んだが、題名に引き寄せられて。
モノを見たり聞いたり考えたりする角度を少し捻ってみるだけで凡ゆる世界の視野と明日以降の未来が大きく変わっていくなと考えさせられた。自分を甘やかすなど容易にはできないが(性格上)、たまには少し肩の力を抜いてもいいかもと思わせてくれた一冊でした。
何故、ナギさんの行動力というものは小さな目標の積み重ねが作る自信そのものではないかとも思った。
Posted by ブクログ
彼女らしい、彼女だからこその"逃げ方"
ヨシダナギさんの人生に対する姿勢や思いが、私にはない考え方でとっても素敵でした、
そんなに気張らなくても期待しすぎなくてもいんだよな〜と思わせてくれました。
Posted by ブクログ
前に『ヨシダ,裸でアフリカをゆく』を読んだのでそれほど目新しいことはなかったのだが、「中高生向け」とあって、とてもよく中高生(たぶん小学校高学年でも大丈夫)向けにかみくだいてわかりやすくまとめていて好感が持てる本だった。もともと少子化だったり、SNSなどのより面倒そうな様々な影響だったり、いまの子どもたちの方がいろいろ大変なんじゃないかと思う。これ読んでラクになってくれる子がいるといいなぁ。
Posted by ブクログ
逃げることはいけないと卑下してたけど、この本に出会えて、逃げでもいいんだよと背中を押された気がする。
ネガティブな気持ちに陥った時に読み返したくなる。
Posted by ブクログ
クレイジージャーニーで知ったヨシダナギさんの著書。中学時代イジメから引きこもり、ネットでスカウトされてグラビアアイドルをやっていたとのこと。意外。
この本の中で1番共感したのが、たまにいただく悩み相談のメッセージの中で、まだやってもいないことに頭を悩ませすぎている人がかなり多いと感じていること。まだ何も動いていないうちから、やっていないことに対して失敗したらどうしようと悩んでいる。だったら、いちど初めてから考えればいいのに、と私も思う。やりたいと思うことがあるのなら、まず全部やればいい。やってみて、失敗することもあるだろう。でも、案外その失敗は、後をひかない。自分でやれるだけのことをやったのだから、すんなり次に向かえる。行動に移してないことこそが、「あー、やっとけばよかった」とずっと後悔することになる。
それにしても、彼女の写真は本当に素晴らしいのでいつか展覧会に行ってみたいし、彼女自身もとても魅力的なので、講演会があればぜひお話を聴いてみたい。
Posted by ブクログ
タイトルの「しれっと」という、すっとぼけた語感と、「逃げ出す」というネガティブに聞こえる言葉の持つなにかに惹かれて手に取ってみた。
人生や日常生活、人間関係などで悩み、逃げ出したいと思ったとき、悩みの対象に正対するのではなく、横から考えてみましょうよ、というようなことが、分かりやすく書かれている。集団生活、受験、就活などから逃げ回った著者の経験に基づく逃げ出す方法の数々。
ただし、あなどれないのは、必ずしもフワッとした表現ではなく、著者自身の心のこもった言葉が、読者のココロの内角、外角、ど真ん中にズバズバと投げ込まれてくることだ。これが結構小気味よく、爽やかな読後感が得られること必至。
Posted by ブクログ
1986年生まれ、5歳からマサイ族に憧れる。中2でいじめにあい登校拒否、引きこもり、パソコンに。14歳でグラビアアイドル、20歳イラストレーター、23歳初めてアフリカに。26歳同じ格好になった。29歳「クレイジージャーニー」でフォトグラファーに。そんなヨシダナギさん。自称逃げのプロw、そのテクニックを紹介したエッセイです。「しれっと逃げ出すための本。」、2021.9発行。やるかやらないか悩んだらやる。他人の言うことは聞き流す。できないことはがんばらない。欠点があるから魅力的。ボロを出すなら先出しで。
Posted by ブクログ
ヨシダナギ‥私はフォトグラファーとしてではなく
漫画家・大盛のぞみの友人というイメージを彼女に持っていた。
大盛さんのお友達なら面白いに決まっている‥
でも見た目は割と強めで綺麗目なお姉さんなので、得体が知れないと思っていたら、本書で彼女自身の歴史や考えを知っていい意味でギャップを感じた。
「しれっと逃げ出す」
「前向きに逃げつづける」
素晴らしく大切な考え方で、改めて言われると
私もそんな感じで生きてきた気がする。
どうしても自分に合わない事はやらなきゃいいし
やる必要も感じない。
周りにどう思われてもいっか‥という感じ。
そしてヨシダさんが言うように、今は昔よりそれが許される社会になってきた気がする。
ただ、彼女は逃げるだけでなく、自分の好き(アフリカ)にとことん向き合ったからこそ、今のフォトグラファーとしての立ち位置があると思う。
向き合ったり、逃げ出したり‥
自分の直感を大切にしれっと生きていきましょう。
Posted by ブクログ
何故か年末にヨシダナギを読みたくなる。
そして借りた2冊のうちのひとつ。
YA向けの人生案内みたいな本。
アフリカを撮ってくるフォトグラファーとしか思ってなかったけど、10代の頃は普通と違ってた!?
いやいや本人は自分らしく生きていらしたのかもしれないけれど。
普通って何!?って考えさせられる1冊。
好きを貫き通した彼女に脱帽。
Posted by ブクログ
著者ファンならばお馴染みのエピソードを中卒(不登校)の先輩として中高生に語りかける一冊。やらないで後悔するよりやってしまったほうが得るものが何かしらある、と言い切る無謀さ(側から見て)にキミはついて来れるか⁈
Posted by ブクログ
クレイジージャーニーで見たヨシダナギの本。アフリカが好きで色々流されて世間に合わせられなくても生きていけるって事が書いてある。ドラァグクイーンの「世の中が決めた美しさの枠にはまる必要は無い。私は私だから。」って言葉は響いた。
Posted by ブクログ
クレージージャーニーで著者のことを知って読んでみたが、幼少期からの家庭環境とそのころから抱いていた夢(マサイ族になりたい)が重なり独特の感性を磨いてきたのだと感じた。また、幼少期からの夢を負い続けた考え方には頭が下がる。著者の性格が垣間見れたような本だった。
Posted by ブクログ
福岡で写真展をされたりもしていて(行けなかったけど)、以前から興味を持っていたヨシダナギさん。ご自身の生き方をありのままに書いて、「普通」になれずに生きづらさを抱えている人に、なんとなく「大丈夫かな」と思わせてくれるようなエッセイになっています。
ナギさんは学校で集団生活になじめなかった。今はいろいろな成り行きでフォトグラファーとして活動されているが、それを目指したわけではなく、できないことを避けて、自分にできそうなことだけをしていたら、結果的にそうなった。
「夢をもとう」「簡単にあきらめるな」「あきらめなければ夢はかなう」みたいな、ありがちなメッセージとは真逆で、だけどみんな納得できるし暑苦しくなくて良かった。何かすごい才能を持っていたり、絶対にこれを目指したい!というものを持っている人は、それに向かって頑張ればいいけど、多くの人はそうじゃない。だけど、これは別に不得意じゃないな、とか、他の人よりほんの少し、苦労せずに続けられる、とかいうものならあるかも。苦痛なことを無理して続けなくても、そういう「できること」をやっていけばいいのかも。
とても興味深かったです。
Posted by ブクログ
ヤバいという言葉が、悪い意味ではなく、良すぎる‼︎という意味で使われるように、『逃げる』も生きる上で有効な手段となっているようです。
昔から人は頑張って生きなければ「〜しなければ」を沢山こなす事が大切だった。でも、そんなふうに生きてしまうと、自分の心や後に身体まで壊れてしまう世の中。
やりたい事がなく、やるべき事から逃げまくってきた著者が、やりたい事を捜すのは大変。まずは、嫌な事から逃げる。次に、まぁ、やってもいい事をやってみる。
そんな彼女が大好きなアフリカとどう向き合ってきたのか?
今、やる事がはっきりある人も、ない人も、一読の価値ありと思います。
小学生には、まだピンとこない事が多いかもしれませんが、生きづらさを感じる時があったら、何かヒントが見つかったり、これで良いんだ。と安心できたりするかもしれません。