【感想・ネタバレ】アサーション・トレーニング 自分らしい感情表現のレビュー

あらすじ

ベストセラー「アサーション・トレーニング」シリーズ第3弾。アサーションを学び、自己表現に関する基礎的な知識が身についたとしても、自分の気持や感情をきちんと把握し率直に表現するのは簡単なことではありません。感情をうまく表現できず人から誤解されることがある、感情を持てあまし人間関係が煩わしくなることがある、相手に気を使ってつい自分を抑えてしまう、そんな人にぜひ手に取って頂きたい一冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「平木流アサーション本」の一冊です。
位置づけは、本書の序文で平木先生が寄せた「アサーション・トレーニングの基礎を学んだ人が次のステップにいくための案内書」の言葉どおりとなっています。

著者の土沼さんは、ものすごくポピュラーになった「DESC法」の考案者が、「アメリカのバウアー夫妻」であることを明示しています。この点だけとっても、著者の独自の新しい解釈を廃し、日本における「アサーション本の正統」として一貫性をもって学ぶことができるでしょう。

批判にアサーティブに対処する、また、断るときのアサーティブな対処を実例を挙げて説明しようとしている点も実践的です。

継続的で、パワーバランスが存在する関係では、我慢してやり過ごす以外の方法がとりにくいものです。
そのことが、自らが幼稚であるために攻撃的な行動をとる人を、そのまま放置することにも繋がりやすい面があると思います。

まじめな読者であれば、客観的に、そして、わたしは、と伝えるために自らの感情を大切にすることが、悪い状況の打開の一歩になるであろうことを信じられるはずです。

立場が上になり、あたまごなしに叱られる経験がなくなったことを自覚したなら、みんながこういう本を読んでくれたらよいのですが・・・。

0
2018年10月07日

「学術・語学」ランキング