【感想・ネタバレ】コール・サック -石炭の袋-のレビュー

あらすじ

家族をどん底におとしたとしても、守るべき約束とは――。

1972年、中国・北京。元海軍将校である徳間は、偶然にも中国の要人の命を助けたことから、ある任務に巻き込まれる。
その任務は、失敗すれば中国・日本の歴史を大きく歪めてしまうものだった。
娘・幸子の運命までも狂わせていく中で迎える衝撃のラストとは。
欲望、親子愛、宿命――。そのすべてが描かれたノンストップ・サスペンス。

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Posted by ブクログ

いろんな意味で衝撃を受けた。

著者は尊敬する知り合い。

まさか小説を出版するなんて、一部ノンフィクだなんて。。。

文章や構成、描写がうまい。
身近な人が書いてるとなると余計そう思った。

外交官らの警備担当をする元軍人の警察官である父とインドや中国を転々とする幸子。

幸子は、日中国交正常化を控える時代に翻弄されていく。

とことん窮地に追い込まれ、読んでいて目を背けたくなるシーンがいくつもあった。

心に負った傷や、細かい心情描写。

幸子の心の闇を感じつつも、星空という美しい対照的なものが起点となって物語が進行する。

いやー、感服です。

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2020年10月07日

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