あらすじ
フェズ河以北の一帯カムセンの地がデルフィニア領となって半年。タンガの元領主らがゾラタス王の制止すら振り切り、失地回復を叫んで挙兵する。早急に鎮圧せんものと最前線で大剣を揮う戦女神リィ。だが、戦闘の混乱を衝いてファロットが暗殺の魔手を延ばす。リィに向け必殺の矢が放たれる!
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Posted by ブクログ
タンガの元領主らが、タンガ国王であるゾラタスの制止を振り切って挙兵してきた。
時はまだ真冬。
デルフィニア側は時期の早さに驚くものの。
どうやらこれは、元領主の独断専行だったようで、ゾラタスもあずかり知らぬところでなされたものであるらしい。
対応を悩んだウォルは、国王、自ら出陣していくこととなる。
もちろん、リィもそれに同行する。
リィの猛烈な突撃によって、戦況はデルフィニアに有利な方向にすすんでいくけれど、ふとした時に、白雪に広がる鮮血が、リィの足を鈍らせる。
その隙をレティが見逃すはずはなかった。
レティが放った矢はリィを確実に打ち抜き、リィは昏倒してしまう。
そして、リィが弱ったことにより、リィの中にいるものが暴れだし、周囲を混沌に巻き込む……
という感じでした。
リィはとりあえず山は越えましたし、ひと段落、という感じはありますが、これから本格的な戦いが始まるので、なかなか本当の意味で落ち着くことはないだろうなあ……と思います。
でも具体的にウォルが「リィが離れていってしまうのは仕方がない」と言い出したので、本格的にこれは帰るフラグなんだなあ……と思ってそこだけはちょっとブルーです。