【感想・ネタバレ】木村一基 折れない心の育て方 一流棋士に学ぶ行動指針35のレビュー

あらすじ

「観る将」という言葉が定着しました。将棋の細かな知識・技術はないけれど、棋士という人間の魅力にひかれ、温かく見守る人々が増えています。中高年にも若い女性にもファンが圧倒的に多いのが木村一基という棋士。40代を超えると棋力が落ちていくと言われる中、誰もがもうタイトル獲得は難しいだろうと思っていたその時に、まさにタイトルを46歳で初獲得したのです。
出世競争から脱落していくのがサラリーマンの世界。思うようにならないのが社会人の日常です。中高年が木村さんに共感し、応援しているのは、どこかで自分を投影できる人物だから、勝ち負けがはっきり出てしまう将棋というわかりやすい世界の人物だからなのです。
負けて泣き、勝って泣き、解説を担えば、ボケ・毒舌・ぼやき……、皆をひきこむサービス精神一杯の話を披露。「千駄ヶ谷の受け師」「将棋が強いただのおじさん」「おじおじ」「かじゅき」などのニックネームがつくのも人気の証です。
いかに将棋の世界を生き、史上最年長でタイトルを初獲得できたのか? 何を支えに試練を乗り越えているのか? そして何を信じているのか? いかに将棋とプライベートの世界を両立させているのか? など、今まで語られてこなかった興味深い内容は、ビジネスや自己啓発にも役に立つ一冊。

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Posted by ブクログ

棋士の果てしなく孤高、孤独な厳しい世界できたからの地に足ついたことばの数々
将棋の能力関係なく、この世界で自分は過ごす耐力ないなぁ

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2021年10月24日

Posted by ブクログ

ターゲッティングが難しい本だなと率直に思ってしまった。

断っておくと私は木村九段のファンであるが、おそらくもともとファンである人には既知のエピソードが多く、『受け師の道』などと比べると内容が薄く感じられてしまうのではないだろうか。私は正直薄く感じてしまった。

かといってまったく将棋に興味がない人が自己啓発的な路線で本書を手に取る可能性は藤井さん羽生さんを取り上げた本よりは低くなってしまうだろう。

というわけで、すでに将棋に関心があり木村九段に興味が湧いてきた、普段自己啓発書を読まない人とかであれば読んでも楽しめると思う。

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2022年03月12日

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