【感想・ネタバレ】日本妖怪変化史のレビュー

あらすじ

幽冥界には妖しい力があって絶えず人間界に災厄を加えんと恐ろしい糸を操っている…そう信じて、鬼に食われ、狐狸に誑かされ、幽霊に悩まされてきた日本人。多くの文献から収集した記事をもとに、妖怪変化の正体を多面的に明らかにし、古来の風俗に人間の妄執の移り変わりを見る。大正十二年に発表された表題論文ほか、「文芸上に表われたる鬼」「火の玉」を収録。中公文庫版に図版を追加し、本文の補訂をおこなった新版。

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Posted by ブクログ

妖怪風俗史の基本文献。
一つ一つのエピソードはどこかで聞いたものが多いが、それはこの本か起点をなす場合が多い。
また妖怪と変化を区別さ、容姿による分類は、「いたんだよ!妖怪変化は!」という、著者の妖怪への親しみを感じて微笑ましい。

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2019年12月17日

Posted by ブクログ

大正時代の本で、柳田國男よりも前の本。
のくせに!!読みやすい!
本編のほか、鬼や火の玉に関する考察も載ってます。
図録も多くて非常に嬉しい。
ビジュアルや特徴などで分けたり、妖怪の定義が広いのも特徴。

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2010年06月20日

Posted by ブクログ

妖怪は存在するという前提のうえで扱っているところが素晴らしい!色々な事例が示され、元本を片っ端から読みたくなった……。

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2010年03月03日

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