【感想・ネタバレ】優しいロボットのレビュー

あらすじ

ロボットデザインのトップランナーが語る、「ロボットのいる未来」へのデザイン論

鉄腕アトムからアシモ、ペッパーまで…完全な形の「人型ロボット」の実現の道のりは遠い。
しかし、私たちは「人にそっくり」なロボットを本当に必要としているのだろうか?
建築家・丹下健三の薫陶を受け、その後渡仏。帰国後にロボットのデザイン、開発に関わってきた著者が、
キャリアを振り返りつつ、デザインの本質を思索する。

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Posted by ブクログ

読みたくて表紙だけ眺め続けて1ヶ月くらい経ってしまった松井龍哉さんの「優しいロボット」をようやく。

ロボットやAI、科学技術なる分野の本を読むこと自体がほとんどない経験で、読み進められるのかは、正直不安でした。

序章の「ロボットを"デザイン"するということ」から馴染みのない文字を読み進め理解したような、そうでもないような、なんて考えながら読む。そのうちにさらさらとページが進んで第2章「優しさに包まれたなら」。

ずっと無機質だと感じていた(映画や物語に出てくる以外の現実の)ロボットへの考え方が、自分の中で少し柔らかく変形したと思います。ユーミンを聴きながら読む、博士の優しさへの追及や、環境に適する便利さ、そして美しさについての考え方は、大きな感情で、でも穏やかでなだらかな印象を受けました。

そのあとのPosyの生まれるまでの話からは、もうこの本はどれだけ愛に溢れているんだ、と!

この本は、著者の凄まじい熱意やポリシーの中から生まれた、大切に扱わないと脆く壊れてしまいそうな「優しさ」の概念の話で、ロボットの美しさが優しさに繋がると、はじめて知ることが出来た大切な、そして未来に繋がる一冊となりました。

内容関係ないところだと、移動中や寝転がりながらとか体勢を気にせず読めるソフトカバーがありがたかったし、表紙のさらっとした手触りも優しいと感じた部分でした。

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2021年11月16日

Posted by ブクログ

ロボットデザイナーの著者のこれまでの軌跡。
無機質もしくは夢物語。
そんな両極端なイメージを、私はロボットに対してぼんやりと抱いていたが、著者はその中庸…人間生活に馴染む、とか、自然に、という感覚で取り組んでいたことが記されていた。
著者の関わったロボットに「会ってみたい」と思った。

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2022年04月06日

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