あらすじ
京都は古建築だけでなく近現代建築の宝庫! 辰野金吾、ヴォーリズ、安藤忠雄……。現存する建築の見どころから日本建築史を概観。
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Posted by ブクログ
紹介されているのは京博、京文博、から始まって国際会館や京都駅ビルを経由して最近リフォームしたロームシアター、京都市美までの13建築について、流れるような文章で魅力を説明していきます。。京都の建築はそれなりに見ているつもりでしたが、京都信金は盲点でした。あと安藤忠雄のは地震に弱そうに思えるのだけど、どうなんだろ。とりあえずこの本を持って京都の建築を見に行くのを、1度やってみる必要が有りそうです。
Posted by ブクログ
本著で取り上げられた建築の中で異彩を放つのは、菊竹清訓の京都信用金庫の支店・本店群が挙げられる。1971年以降、20年に渡って70以上の建築を残す事が出来たのは、菊竹自身のメタボリズムの考えに合致していた事もさることながら、金庫の榊田理事長のリーダーシップの元、長年に渡ってぶれずにコーポレートアイデンティティーが行われたからではないか、と思う。
90年代以降その動きが止まってしまったのは、バブル崩壊に加えて理事長が85年に57才で亡くなった事も遠因しているだろうか。
京都信用金庫の章だけでも買った価値のある一冊だった。
京都岡崎蔦屋書店にて購入。
Posted by ブクログ
地元であるから、外から見るのみならず、中に入ったことのある建物ばかり。どれも、確かに印象に残る京都のランドマークではある。でも、建築家がきちんと鑑賞するようなポイントについては、何も見ていなかったんだな、と気づく。