あらすじ
「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」「モノより思い出。」など数々のヒット作を生み出してきたコピーライターが語る「どんな人でも売れるアイデアが湧き出す思考法」 著者は、コピーライターとして、日産セレナのキャッチコピー「モノより思い出。」や、サントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」など、数々のヒット作を世に出してきた人物。しかし、かつては「コピーライターに向いていない」と言われるほど、売れるコピーが書けない時期があったと言う。そんな著者を救ったのが、本書で紹介する「売れ型」――「売れるアイデアを生む公式」だ。これに基づきアイデアを考えることで、驚くほどコピーや企画が通り、そして大ヒットを生み出せるようになったと語る。本書にはそんな「どうすれば、人の心を動かし、売れるのか?」という悩みに答える、ありとあらゆる「売れ型」のパターンを網羅。読めば、商品が勝手に売れ始めること、間違いなし!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・考えるとは、ゴールを設定し、そこにたどり着く方法を生み出すこと = 考えるとは道筋を描くこと。ゴールを決めることからすべてが始まる
・毎日5分考えて一つの発明をする。不満をとにかくあげていく
・3つの問い 1) それ、みんなの不満かな? 2) それ、相手はうれしいかな? 3) それ、誰かに話すかな?
・人は、完璧なものにあまり興味を持ちません。興味を持ってもらうには「スキ」が大切。つまり、「ツッコミどころ」を作る必要があるのです。ツッコミどころがあるということは、誰もが関与できるということですし、つい話したくなるからです。
・自分の半径5m以内にある今と、逆境と、未来についての不満を探すこと。大きな野望ではなく、小さな夢想が世界を変える
・答えは相手の人生の中にある
・「働きすぎて、家族と一緒に過ごせていない」という不満を抱えている人がたくさんいた。もちろん、セレナを買っても、働き方を改めないと、家族との思い出を作る時間は捻出できません。でも家族に対して「一緒に出かけたいと思っている」というメッセージを送ることができる
・ビジョン = ワクワクできる未来
・課題化:「どうすれば〇〇〇は解決するか?」と書くこと
・数ある不満から「何を解決すべきなのか」という課題を設定し、向かうべきビジョン(ワクワクする未来)と照らし合わせる。たとえば店舗の会員数を増加させるための販促企画を実施するのではなく、あえて店舗を減らして、その資金をTポイントをベースとしたデータ事業並行したり、蔦屋家電やTsiteなど、よりライフスタイルを提案する事業へと移行することも視野に入ってくる
・タイトルから考えると、つまらないアイディアがかけなくなります。漠然と中身を考えていると「とりあえず形にしよう」「なんとかつじつまを合わせよう」といった発想に陥りますが、タイトルを考えてみようとすると、それを見た人が「おー!」と思うことをイメージするので、自由かつ面白いことを考えようとします
・アイディア量産型:その場所・商品でできること(商品・サービス・場所・イベント・活動)×ターゲットがやりたいこと(いま欲しいもの、好きなこと・興味・流行・欲求)
・良いビジョンは良いストーリーをうみ、そのストーリーは人々に強い興味や共感を生みます。そしてときに、強いモチベーションの源となる「誇り」や「愛情」も生み出します。この「誇り」や「愛情」を生むものこそが最高のストーリー
・数字は「効率」のためにあり、アイデアは「愛情」のためにある。ここ数年で、すべてのビジネスが効率から愛着へと変化しつつあると感じています。GAFAですら、食やエンタメ、文化とつながり、愛着へと乗り出しているからです
・一度体感記憶とつながると、鮮明に記憶に焼き付き、結果リアルな感情を伴った強いストーリーとして人に話す可能性があります。(氷結の缶を開けたときの缶の変化、HOKAのはいたときのふわふわした感覚と「足を癒す」というコピー)
・ビフォーアフター:不満から理想へ
・メインの目的はあるけれど、あえてルールを縛らず、使う人の意志に任せる。意図した使われ方ではなくても、ウケた部分があったのなら、むしろそれに乗っかって、さらなるサービスを開発していく。それが未来に必要な考え方。
・余白で生まれた新しい価値を、企業にフィードバックして、さらなる開発に活かせるなら、それは「サーキュラーストーリー」そのものだと思います
・政府や館長から発表される資料は、日本にとって何が過大であり、どこにお金が集まり、どういう未来がうまれるかがわかる
Posted by ブクログ
創作活動のアイデアを出すもとにならないかと手に取りました。
コピーライターのひとがどう考えてあの有名なCMやコピーができたのか。
自分の生活をより良くするアイデアはどこに眠っているのか。
職場の業績を伸ばすためには。
創作アイデアに限らずたくさんのひらめきのヒントがありました。
ただ読むだけでも面白いなと感じました。