あらすじ
2021年2月16日の日経平均の終値は3万467円75銭をつけた。約30年6カ月ぶりの高値だ。「株を買おうかな」と思った人もいるのではないだろうか。しかし、相場が上がっているときに買うと「高値づかみ」をして損をする可能性がある。アマチュアが株式投資で勝つためには、相場が下がっているときに、割安の優良企業の株を購入し、長期保有するのが鉄則だ。今が「買いどき」かを判断するには「経済分析」をする必要がある。本書では、コロナ禍の影響を受けた日本、そしてアメリカや中国、欧州の経済を、景気指標をもとに分析する。そして、株を買ってもいい優良企業かどうかを、財務諸表をもとに「企業分析」する方法もわかりやすく解説。さらに、その企業の株価が割安か割高かを判断する「株価分析」の方法も、実例に挙げて解説する。投資信託を選ぶ際にチェックするべき指標も紹介。『図解「PERって何?」という人のための投資指標の教科書』を全面改訂。
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Posted by ブクログ
投資の基本が書いてあります。専門的に見えますし、あえてグラフでなく数表で、スライドになれた世代はとっつきにくいかもしれません。それを補うように言葉に優しさがあります。投資に迷ったときに、軸になってくれる考え方。投資信託の疑問はまだ解決しておらないですが、ありがとうございました。
Posted by ブクログ
会計関連の書籍で抜群の信頼感を持つ小宮先生の投資本です。
王道のファンダメンタル分析をベースに景気指標と投資信託もくっつけてくれた親切な一冊です。
財務諸表分析、投資指標分析をする人はいるけど景気指標分析をする人はいない。
その両方を上手い具合にブレンドして個別株買いして行ければと思います。
小宮先生の銘柄選択は、得意の財務諸表分析、株価分析に加えて景気指標によりタイミングを明確②見極めているようです。さらに、個別株のビジョンまで読み込んでいて達人の粋だな、と。
Posted by ブクログ
投資において、個人投資家がプロより唯一有利な事、それは“時間”だ!
この本は投資をする上で見ることになるであろうワード、指標について教えてくれる本。
本筋とは外れるかもしれないが、印象に残ったのは冒頭に書いたフレーズ。
プロは情報量、資金量、知識では圧倒的に私たち個人投資家に優っている。
そんな中で唯一個人が味方にできるのが時間だ。
プロは短期で高い結果を求められる。それゆえ、リスクが高くならざるを得ないし、ゆっくり増やすという方法がとれない現実がある。
でも私たち個人は違う。自分のリスク許容範囲でゆっくり増やすことができる。
長期投資をする上で忘れてはいけない視点だろう。