あらすじ
年齢四十七、職業は週刊誌編集長。首相のスキャンダルを、オウム真理教の悪徳を暴いた、働き盛りの男が「地雷」を踏んだ。脳卒中である。右半身の自由を奪われ、言葉を無くした。暗澹たる絶望の淵。死の誘惑が胸をよぎる。だが、マスコミが混迷する世紀末、男は・もう一度社会悪と格闘するまで死ねない・と決意する。テーマソングは「上を向いて歩こう」。闘病六年。強いが優しい男が時代の現場に復活する。障害は「個性」だ。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
社会悪に挑むジャーナリストが身体障害者になって知る真実。
[ 目次 ]
ある夜、脳が破壊された!
家族の名前が喋れない
地獄―社会との断絶、会社との断絶
「オウム」の恐怖
脳卒中患者の「リストラ」と「離婚」
競馬が身を助け、悪友が―
「復職率五パーセント」の憂鬱
捨て身の生還作戦
病院から出社してみた
ワープロが僕を助けた〔ほか〕
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