あらすじ
新宿西口の高層ビルに事務所を構える私立探偵・左文字進。ある日、友人の矢部警部が拳銃で撃たれ入院した。矢部と別居中の妻・美加は失踪し、部屋には女性の絞殺体が。さらに矢部も病院から姿を消し、二人目の殺人が。左文字は一年前に美加が旅行した山形県天童温泉でも失踪事件があったことを知る…。
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Posted by ブクログ
もがけばもがくほど、犯人に仕立て上げられそうになり、逃げる矢部に苛立ちお覚える。
人生にはそんな時が一度はあるという左文字の言葉に、そんな事言ってる場合かと突っ込みを入れたくなった。
整形手術と失踪との関係を紐解きながら真相の究明へと展開してゆく。
左文字の奥さんの史子の行動力が頼もしく夫婦で良いコンビである。
しかし、整形で全くの別人に変身し、犯した罪も問われないなどという安易さが2時間サスペンスっぽい。
Posted by ブクログ
左文字探偵シリーズです。
友人の矢部警部が狙撃され、その妻が失踪。
矢部警部の依頼で妻を捜しはじめると、次々に殺人が起こる・・・
おもしろかったです。
西村さんといえば、十津川警部ものが有名ですが、左文字さんのは軽いタッチでいいですよ。
西村さんはやっぱり年齢を重ねてきたせいか、最近の本では、話し言葉の語尾が気になって・・・
女性がみんな「~ですわ」っていう口調なんですよ。
そんなん、いわへんやん!ってストーリーよりそっちが気になる。
まあ、ストーリーも毎回似ているといえば似ているのですが、その中で左文字探偵シリーズは初期のものだからか、毛色が違っていてテンポがあっていいですよ。
特に、左文字と妻のやりとりがおもしろい。
私はこの奥様ファンかも。
ストーリー的にはちょっと安易な設定もあるけど、楽しく読めました。