あらすじ
あなたは自分の鼻の力に、まだ気づいていない――。「嗅覚」こそが、私たちの心の謎を解くカギである! 最先端の科学者や超一流の香りのプロが語る、驚異の感覚世界!
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Posted by ブクログ
献辞で、「やられた」と思ったのは初めてだ。
はしがきに、「いまこそ、心と脳のいくぶん陳腐な哲学的憶測を、こうした新しい現実に合わせて変えるべきだ。」とある。本書はそんな本。
訳者は大田直子さん。この方の翻訳は難しい内容でも理解して、我々に理解させるよう書く方だ。
嗅覚に興味のある方はぜひ手に取っていただきたい。
内容は難しいので、P325〜P334の第10章「要点」を読みつつ、記された参照ページをめくりながら論理を整理していくのが早いかな。
Posted by ブクログ
においが心を動かす; ヒトは嗅覚の動物である
以前から匂いが記憶を誘因することは知っていましたが、本書では匂いと心の働きに関して最新の研究成果を交えて書かれています。
吐瀉物とパルメザンチーズの匂いを事前にどちらの匂いかを話した後だと70%以上の人がその言葉に引っ張られてしまうほど匂いの感じ方は視覚や聴覚と大きく異なっています。それも人によって匂いの捉え方が異なる。
香水師やソムリエなど匂いのプロフェッショナルは匂いを言語化する訓練によってその技能を習得するとのこと。
また、匂いは一度脳内で記号化された後に神経を通じて伝送されるため、実際の匂いと人が感じる匂いは人により大きく異なるとのこと。
匂いの不思議が最近の研究でやっと明らかになってきており、まだまだこれから研究すべき余地は多いそうです。
惜しむらくは、各章の内容が系統だっていないので、読みづらい点が挙げられます。
興味深い匂いに関しての知識としては○ですが・・・
竹蔵