あらすじ
キラキラと輝く、自分の「好き」をあきらめたくない。ビジネスの世界で大活躍したい。だけど、貧困や社会問題などに取り組みたい! そんな若者の欲張りな夢をすべて叶える方法を、「エシカル・ビジネス」を切り拓いた起業家が伝授。その心得から、起業までの具体的な計画づくりまで、豊富なワークとともに指導します。
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Posted by ブクログ
日本にエシカルという概念がまだ全くない時代。宝飾業界もファッション業界も、生産地の人々の貧困を始めとした大きな社会問題の温床となっていた。著者はロンドンで学び、アジア、南米、アフリカの各地を巡り、作る人、売る人、買う人みんなが幸せになるエシカル(倫理的な)ジュエリーブランドHASUNAを立ち上げた。「少しでも世界をよくする」という強い信念に裏付けられた、著者の行動力に驚かされる。自分も何かしなければという気持ちをかきたてられる。
Posted by ブクログ
エシカルビジネスの起業への過程が、リアルな悩みや気づきともに書かれていて、とても共感しやすい内容です。
エシカルファッションの歴史や世界の動向もわかりやすく、初めて知る情報ばかりで、学びに溢れていました。
特に第6章の「エシカルビジネスを起業したい君へ!」はとても具体的なワークができるようになっており、自分にもできるんじゃないか!という気持ちにさせられます。
やってみよう!という若者が出てくるのでは◎
自分の10代20代の頃を思い起こすと…遊びや恋愛にかまけ、自分のことばかり。何か課題を考え抜くことができなかったな~と思いました…
白木夏子さんの素晴らしさを身に染みて実感…!
せめて起業のイメージをしてみるとか、消費行動を見直すとか、エシカルな活動を応援するとか、今からでもできることをしたい!と、心を動かされました。
第7章には、何社かのエシカルファッション企業事例があります。ブランドの取り組みや背景、夏子さんの商品の感想や、起業家さんとの交流も踏まえて紹介されており、「生きた情報」という感じ。
どのブランドも、もっと調べたり、購入したりしてみたいなーと興味が広がります◎
Posted by ブクログ
なんとなくモヤモヤとしていたやりたいことが言語化されたような気がした本でした。
まさに自分はミレニアル世代ですが、
世の中のために仕事をしたいという想いがあったけれど、それはすごく遠いモノに感じていた。
しかし、実際は全然遠くなく、自分ができることはたくさんあるのだと感じた。
女性も働きやすい社会になってほしいと思うがそれを自分がやるのは難しいなと思ったけれど、自分のできるところから積み上げていけばいいかなと思うことができた。
Posted by ブクログ
なっちゃんのvoicyを聞いて購入!
起業するまでのリアルな過程、世界で現在発行されている認証制度、これまでのエシカルやサスティナブルがどんな風に浸透してきたのか、世界と比較した日本の現状、自分がこれからの持続可能な社会を作っていく上で何に対して貢献できるのか非常にためになる本だった。
また、新書であるにもかかわらず、しっかりとしたワークも取り組めるページがあったのがとても良かった。
僕自身、エシカルというワードは聞いたことがあったもののあまり意味が分かっていなかったが、ファッションやジュエリーという業界が知らない世界で、貧困を生んでいるという事実を知って、自分たちの消費を改めて考えたいと思わされました。
企業自身が消費者自身の利益だけに注目する世の中ではなく、どういう想いを持ち、すべての関係者が幸せになる世の中、僕ら自身もその企業の何を応援したいからその商品を使うのかを意識しながら購入を行いたい。それが自分のときめき、ご機嫌にすることにつながっていくんだろうなあと感じました。
あとがき
本の手触りがさらさらしていて初めての感触で、とても心地よかったです(笑)
Posted by ブクログ
エシカルビジネスによる社会貢献というタイトルに惹かれて借りた本。
著者の学生時代の思い、ラナ・プラザの話、そこから始めたアクセサリー事業の話、事業計画書の書き方という構成。どれも興味深い話だけどもう少しどれかに的を絞った内容だと良かったと思い星3つにしてます。
Posted by ブクログ
ファッションが好きだけど、ビジネスという部分でいったんあきらめた筆者。
国際貢献においても、自分の無力さを思い知る。
そんな中であった、エシカル(倫理的な)ビジネスとしてのアプローチ。
筆者は27歳でエシカルなジュエリーブランドを立ち上げる。
資本主義=悪
というだけではなく、利益を得る循環を正しく作るという手段がある。
ということに気付く。
イギリスで1998年に創刊された雑誌『EthicalConsumer』は倫理に反する会社の格付けとして基準を5項目にしている。
1.動物の権利
2.環境問題
3.人権問題
4.政治参加
5.持続可能性
最近のブランドなど、ここらへんをすごく意識していると思うけど、20年以上前に提唱された考え方だったのですね。