あらすじ
オーボエ吹きの夢はとどまるところを知らない。N響首席奏者として華麗かつ苛酷なビータ〈演奏旅行〉をこなしながらも、リサイタル、ソロアルバムレコーディングにと精を出す。飽くことなき好奇心を持つ音楽家の日常に眠る暇なし!? 『のだめカンタービレ』の著者二ノ宮知子氏絶賛!
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Posted by ブクログ
ついこの間、指揮者佐渡裕さんの本を読んだばかり。
今回は逆にオーケストラのメンバーの側からの本を選ぶ。
N響の主席オーボエ奏者の著者が、オケ活動(特に旅、茂木用語ではビータ)の日々の傍ら、自主企画のコンサートを催したり、CDを録音する。
クラシックの演奏家は、勿論コンサートのプログラムを考えたり、レコーディングの時にはサウンドチェックをするんだろうとは漠然と想像していたが、想像を上回るハードさ。
演奏家自身が集客の心配もするのね...。世の中厳しい。
N響のツアーでも、ダブルブッキングで部屋がないとか、ホテルのぼや騒動に巻き込まれるとか、まあ、本当にいろいろあること。
そのあたりを面白おかしく書いていくところが、この人のサービス精神なんだろう。
一番印象的だったのは、デュトワとのリハーサルの話。
ただのコンサートの時は、短い時間で、要所を押さえ、それでいてオーケストラに、自分の思うところを表現させる手並みの鮮やかさ。
しかし、レコーディング前は、メンバーも滅入り、茂木さんも「後頭部毛無紳士」なぞと悪態をつくほどの厳格さを求める。
こういうことを積み重ねて、あのN響の大変化があったのだなあ、と舞台裏を見た思いがした。
その後の、アシュケナージ時代や、現在のヤルヴィとのことも読んでみたい。
Posted by ブクログ
茂木さんすてきだな~^^
本もかけて楽器もできておもしろいし
天は二物をあたえますね
ドイツとか海外に知り合いがいるっていうのがすてき
音楽にかかわるひとっていいですね