【感想・ネタバレ】民間企業が自治体から仕事を受注する方法 アプローチから企画提案・入札までのレビュー

あらすじ

民間企業と比べるとわかりにくい、自治体営業のノウハウを解説!
誰にとっても一番身近な行政組織である自治体(地方自治体)。ほとんどの人は、市区町村や都道府県の役所に、一度は足を運んだことがあるでしょう。
一方で自治体は、民間企業の技術やサービスを必要としており、多くの企業が自治体と取引をしています。
しかし、いままで自治体組織とかかわりがなかった企業にとっては、どのように自治体ビジネスに参入したらいいのか、不明な点も多くあるもの。
そこで、このような悩みを持つ民間企業の経営者や営業の担当者に向けて、自治体営業の基本をわかりやすくまとめました。

自治体が民間企業に出す仕事というと、土木や建築などの公共工事を想像する人がたくさんいるでしょう。しかし、昨今の社会情勢の変化に伴い、ソフト事業やサービス事業をはじめ、さまざまな分野の民間企業に、参入のチャンスが広がっています。
本書では、自社の商品やサービスを売り込むためのアプローチの仕方から、自治体内の部署ごとのニーズの拾い方、企画提案や入札の実際に至るまで、自治体から仕事を受注するためのノウハウを丸ごと解説。
はじめて自治体組織へ営業に行く人から、営業をかけてもなかなか受注につながらないという人まで、おすすめの一冊です。

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Posted by ブクログ

【要約】

序章 自治体営業あるある失敗例 〜だからあなたは受注できない!〜
 自治体営業を失敗してしまうのは、自治体のことを知らないから。
 例 ネパール人の法律や常識、コミュニケーションのやり方を知らないから、信頼関係を築けずネパールの自治体への営業に失敗する。

第1章 そもそも地方自治体って何だろう
 地方自治体は、みんなから預かった税金を使い、みんなの困りごとを解決する存在。
 自治体職員は、会社と地元住民・地元企業の橋渡しをしてくれる。自治体職員のことをよく知り、信頼関係を構築しよう。

第2章 自治体の各部署の仕事
 会社にマーケティング部や設計開発部があるように、自治体の組織も区分けされている。効果的な営業をするために、自治体の各部署の仕事内容や課題を知ろう。
 例 清掃の営業をしたいから、総務部門の管財課の課長に連絡してみよう。

第3章 何からはじめる? 自治体ビジネス
 自治体ビジネスの流れ

第4章 エントリーと入札の仕方を知ろう
 入札の注意点。

第5章 プロポーザルに挑戦してみよう
 プロポーザル(地域の問題を解決するため、自治体と一緒に頑張ってくれる企業を選ぶ入札方式)の流れと具体的なやり方。

第6章  自治体ビジネスにおけるコンプライアンス
 不祥事は駄目。

7章を太字にして目立たせる
第7章 自治体ビジネス5つの心得〜経営者・管理職が知っておくべきこと〜
●① 自治体営業は「仕組み」で取り組もう
 自治体営業は、売り込みのタイミングやルールを踏まえたら中長期的に案件を獲得できる。
●② 自治体営業はセールスにあらず
 短期的な売上を追わず、少なくとも2年はじっくり自治体営業に取り組もう。
●③ 営業担当者が動きやすい職場マネジメントを 
 短期的な売上を上げない自治体営業は、冷遇されがち。「自治体営業は普通の営業とは異なる」ことを周知し、入札の情報を一元管理する担当者を決めよう。
●④ 「狩猟」と「農耕」に並行して取り組もう
 狩猟 = 案件を取る
 農耕 = 次年度の案件の予算を確保する
⑤ 「下請け業者」ではなく「イコールパートナー」を目指す
 自治体と会社は、地域の問題を一緒に解決する対等なパートナー

付録 官公庁に営業に行こう
付録1 官庁営業の基礎知識
付録2 官庁の調達スケジュールとアプローチポイント
付録3 全省庁統一資格申請のやり方

【感想】
「入札って、こんなにコミュニケーション力や準備力が必要なの?」と気絶しそうになりました。

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2023年03月05日

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