あらすじ
若者の参入で持続可能な農業を作り出す!
長年にわたり農政当局の立場から農業経営者と関わってきた著者が、
持続可能な農業のあり方を、データと実例を用いて冷静に前向きに描く。
本書の特色
①農業による地方創生を徹底解説
②他産業との所得の比較--主業農家の所得は全世帯平均の1.5倍
③今後10年以内に農業従事者の4割がリタイアする現実
④若者の農村回帰と次世代の育成--農業中心の「半農半X」で稼ぐには
⑤生産者と消費者が直接つながれる時代を活かす
⑥ブランド化による需要拡大
⑦複数販路・IT技術の活用によるコスト削減
⑧女性の活躍する農業法人は収益力が高い
⑨持続可能な社会づくりに貢献できる農業という仕事
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
地方創生:まち・ひと・しごと創生
農業:
「自立性」「将来性」重視、生産性向上→所得向上
「作業」→「経営」
農業のホワイト化
付加価値向上
コスト削減
ワークライフバランス
若手の育成
→企業化
日本政策金融公庫
農林水産業事業
Posted by ブクログ
農業について自分の知りたいことが網羅された、よくできている本だ。
・農業には一定規模が必要。常雇いのない主業経営体の規模で、水田作では10ha〜15ha規模、施設野菜では0.5ha程度。
・20〜40代を地域や市町村に引き止めなければならない。この年代が減少していれば20年後は確実に人口減少となり、さらに次の世代は加速度的に減少。
・地方には仕事があっても、ホワイト化した産業が少ない。そこそこ以上の所得、適正な労働・生活環境、仕事のやりがい(成長の実感、公正な評価、他者からの承認等
)を最低限の水準をクリアした上で(すなわちホワイト化)、さらに3つの要素のいずれかにおいて東京での仕事にも負けないような質の良い仕事を提供することが地方に必要だ。