【感想・ネタバレ】嘘つき少女と硝煙の死霊術師のレビュー

あらすじ

死は別れではなく、新しい出発だった。

死霊術ーーそれは死者を蘇らせ使役する魔導の秘奥。


それを繰る術師たちは国にあだなす存在を密かに粛清するという役割をもって、ヴェルサリウスという国家の陰なる基盤となった。



その術師の一人であるウィリアムは、相棒の“死骸”ライニーとともに龍を使役する盗賊の粛清を行うなか、国を、そして死霊術師たちそのものを揺るがす第二の革命の存在を知る。



革命派の襲撃によってライニーを失いかける絶望の底で、ウィリアムは彼女との再会を願った最初の夜の記憶を思い出していく。



これはたった一人の少女のために、死を否定した少年の物語。



第15回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作!

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

 4月に嘘の本をと用意していた一冊。
 「嘘つき少女」というのもテーマの一つらしいのだが、個人的にはそんな風には読み取れなかった。
 国家を裏から支える死霊魔術師の暗躍を描く作品。
 そんな中でワケあり、術者の主人公が…。
 よく出来ているようで、なんだかよくわからない世界観の中、よく出来ているようで割と杜撰な構造の中、よく出来ているようで割とご都合な展開な物語。
 なんとなく雰囲気はよく、読み込まされるけれど、事件を頭の中で整理すると…。
 もっと死体をモノとして扱った方が作品の深みが出たようにも思う。

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2022年04月29日

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