4月に嘘の本をと用意していた一冊。
「嘘つき少女」というのもテーマの一つらしいのだが、個人的にはそんな風には読み取れなかった。
国家を裏から支える死霊魔術師の暗躍を描く作品。
そんな中でワケあり、術者の主人公が…。
よく出来ているようで、なんだかよくわからない世界観の中、よく出来ているよう
...続きを読むで割と杜撰な構造の中、よく出来ているようで割とご都合な展開な物語。
なんとなく雰囲気はよく、読み込まされるけれど、事件を頭の中で整理すると…。
もっと死体をモノとして扱った方が作品の深みが出たようにも思う。