【感想・ネタバレ】科学的に正しいチームメソッド30 メンバーが実力以上の力を発揮できるチームの作り方のレビュー

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Posted by ブクログ

他のこの手の本とは切り口が違うのが良い。少々、力づくに感じるけど、主張がハッキリしてる。マインドフルネスが何故効くのかとかは、繰り返し説得されるからかもだけど、納得感ある。ただ、結局は、その人にちょうど良いレベルを設定しないといけないって話ではあって、教育で伸ばすにしても、あるレベルを超えないと損益がプラスにならないのをどうするか、が残る。「あるレベル」を低く抑えたビジネスモデルもあるけど、業界にもよるし。

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2022年02月22日

Posted by ブクログ

「オキシトシン」「セロトニン」「ドーパミン」など生命科学のアプローチを用いたマネジメント本。
アプローチが今までにない形なので楽しめる。
人間の感情やストレス、モチベーションなどに関係するホルモンの力を利用し、ビジネスシーンで最高のパフォーマンスを引き出せるチームを作るにはどうしたらよいのか、その手法が解説されています。

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関係の質を高める
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・結果の質を高めるには関係の質を高めることが重要
・関係の質を高めるとオキシトシン、ドーパミン、セロトニンが分泌され、成功循環モデルが回りだす
・関係の質は、個人の小さな努力、関係性が築かれている2者の間からでるオキシトシンが重要
・共感、利他的な行動をとらせるとオキシトシンが分泌される
・関係の質は、オキシトシンを介してチームに伝播していく
・目を合わせたり、握手をしたり、身体的なコミュニケーションがまず重要
・ありがとうを積極的に伝えることも重要
つまり、心理的安全性を気づき、相互信頼関係の輪を広げることが大切ということ

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チームビルディングには「動的チームビルディング」も必要
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・動的チームビルディングは身体を使ったチームビルディング
・マネジメンターは静的チームビルディングは考えるが、動的チームビルディングを軽視しがち
・他社とのつながりと安心安全を感じるためには腹側迷走神経を使った社会交流が重要
・身体をつかった「あそび」によって腹側迷走神経が調整され、チームに一体感を生み出すことができる

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偉大な組織をつくるためにはセクショナリズムを防げ
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・組織全体の共通の目的を明確にして、部門を跨いだ協力関係・コミュニケーションを強化すること
・パーパスを通じて、「誰かのために」「ワクワク」をもたせると、ドーパミンが引き出される
・組織の大きな目的に、個人の目的が重ね合わせるようにすることでドーパミンは最大化される
・パーパスは組織がこの世界に存在する意義を表す概念。貢献と関心の重なりをもつと、オキシトシンとドーパミンを与える

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フロー状態は強制的につくれる
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・フロー状態とは、今目の前に集中している状態であり、エンドルフィンが分泌されている
・フロー状態になるには、行為に対する目標と迅速なフィードバックがあり、その行動の挑戦レベルとスキルレベルのバランスがとれていることが求められる
・まずは挑戦レベルとスキルレベルのバランスをみて、不安でも退屈でもない状態にする
・その上で行為に対して素早くフィードバックする

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ストレスは良いものだと自認する、伝播させる
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・ストレスは悪いもので積極的に取り除くべきという認識は間違ってる
・そもそもシンプルに悪いものであれば進化の過程で取り除かれているはず
・ストレスは短期的にはオキシトシンを分泌する。長期的にはコルチゾールが分泌されて心身ともに良くない
・オキシトシンは「幸せホルモン」「信頼ホルモン」であり、ストレスを乗り越えた後に大量分泌される。従って、強い人はなんどもストレスを乗り越える度に快楽を得て強くなっている
・最も大事なのは、ストレスは、自分に快楽やチカラをくれるものだと認識すること
・認識することで長期的なストレスになりくく、さらにホルモンをストレスをうけたときから分泌させることができる

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2021年11月02日

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