【感想・ネタバレ】【電子限定おまけ付き】 花の妖精、恋と祝歌の鐘が鳴る 【イラスト付き】のレビュー

あらすじ

【イラスト付き】ロディア国の王城にある美しい薔薇の庭園。その庭には“薔薇城”が存在し、花の妖精である薔薇王と二人の王女、末王子のルキアが住んでいた。ルキアは次期薔薇王となる立場だが、臆病で気が小さく、姉たちに比べて妖精としての力も弱かった。そんなある日、ルキアは結界外の人間が住むロディア王城の庭に出てしまう。恐怖で手のひらサイズに縮んでしまったルキアを助けてくれたのは、第一王子のノヴァリスと第二王子のグランドだった。弟のグランドは勇ましいが威圧的で、気弱なルキアは萎縮しまともに話すこともできなかったが、グランドは未熟な自分から目を逸らすルキアを叱咤激励し、薔薇の王子としての誇りを与えてくれた。そんなグランドに惹かれていくが、手のひらサイズの身体で人間ではないルキアの恋は障壁が多くて…? 電子限定書き下ろしSSを収録!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

薔薇の精、ルキアは自分に自信がないため、その心に反応して身体が小さいというコンプレックスを持つ。
そんなルキアが、思わぬ事態により薔薇国の結界を抜け人間国で、同じように己の生き方に悩むグランドとともに成長し、愛を育む姿がとっても可愛いお話。
グランドの優しさや不器用さ、庶子の兄王子ノヴァリスの想いなどが交差しながら、嫌な人が居ない穏やかな展開に和みます。ルキアの一生懸命さがホントに可愛いです。グランドの甘やかさも善き。
サマミヤアカザ 先生のイラストも素敵でした。
諸国漫遊する、ルキアとグランドのお話が欲しいなぁーと。
ルキアはちょっとしたトラブルに巻き込まれたり、お人好しさんで巻き込まれたり、グランドが苦笑いする事件を起こしそうな予感がするんですよねぇ。続編、期待!

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2021年10月03日

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