あらすじ
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谷中の人気ショップ「東欧民芸クリコ」の民即衣装ブック
全国にファンをもつショップ「東欧民芸クリコ」の魅力を一冊にまとめました。
クリコが買い付けした東欧各地の民族衣装、刺繍、アクセサリーなどを紹介します。
また店主自身が着るクリコ流民族衣装コーディネート、インスタにアップしているクリコのデイリースタイル、年に3−4回は訪れる東欧の買い付け日記、などなど、クリコの魅力満載の240ページです。
クリコファンはもちろん、民族衣装好きの方、テキスタイル関連の方、旅好きの方、東欧好きの方にぜひ手にしていただきたい一冊。
眺めて楽しいビジュアルブックです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最近、民族衣装(風)の服を買うとめっちゃテンション上がることに気づいた。好きなのだ。
ネットで飛び込んできた情報でこの本と著者の東欧民芸クリコさんを知った。
ご自身で買い付けした民族衣装をお店に出していらっしゃるそう。
いいな〜、このお店にも行きたい。
本で紹介されてる旅先での買い付けの記録も、衣装もとっても素敵!
美しい刺繍の写真にうっとりした。
Posted by ブクログ
民族衣装について考える。現代では伝統刺繍をする人が減っている。この本によると東欧の村に残る古い刺繍はどんどん海外に買われていき、値上がりしているとのこと。日本の着物も同じで、伝統産業は廃れていくと思う。懐古趣味はその消えゆく寂しさからは逃れられない。一枚のシャツにも作った人、着ていた人の歴史がある。受け継がれた民族の伝統がある。それが消えるのが惜しいなら保存し学術的に研究し世に広め産業を保護する公的予算を確保しないといけない。
ただ、服は着るものだ。この本で民族衣装は史料的なものでなくあくまでファッションとして扱われ、一枚一枚大事に着られている。刺繍の分類や年代といった説明ではなく、現代ファッションに取り入れるコーディネートの説明が載っているのがユニークだ。それもまた現代に残る民族衣装への真摯な接し方の一つとも言えると思う。確かに民族衣装は服だから。理由はそれで十分だろうと思う。