あらすじ
秋元康初の長編、産経新聞の連載小説ついに単行本化! 余命半年と宣告された主人公・藤山幸弘、48歳。残された時間で、彼はある決意を実行に移す。家族との絆、仕事、友情、そして男女の愛。切々と描かれる、中年男が「死ぬまでどう生きたか?」。号泣必至の傑作の単行本発売を記念して、一部抜粋編集した電子書籍。
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Posted by ブクログ
がん宣告で、あと6か月、残された時間に身辺整理していく話。
「象は死を悟るとひとり群れを去っていく。出会った人びとに遺言を残していく。
Posted by ブクログ
賛否両論の小説のようでしたが、個人的にはいい話だと思う。確かに、ずいぶんと勝手な父親で、しかもそれを美徳としている感じはなんとなくしっくりきませんが、それでも父と娘のやりとりにはジーンとくるものがありました。
Posted by ブクログ
人間である限り必ず訪れる死をどう向き合うか。
個人的には非常に理想的な死に方だと思う。
所々にAKBヲタなら聞いたことがある言葉が出てくる。
AKBヲタの人は探してみてください(笑)
Posted by ブクログ
秋元康といえば、オニャンコ、AKBが一番に連想され若い女の子の中で楽しんでいるおじさんという印象がありますが、
読み応えがあり、泣かされました。多才な人なんですね。
余命を宣告された主人公が納得のいく最期を模索しながら残された日々を生きていく物語でした。
主人公はいい人過ぎず、立派過ぎず、ヘタレ過ぎず、人物像がリアリティがあります。
スティーブ・ジョブスほど周りの人に惜しまれなくても、
普通の人が求める理想的な最期はこんな感じかもしれません。
知らなかったのですが、役所広司&今井美樹で映画化されていたんですね。
完璧に満足しなくてもいい。死ぬ瞬間60%幸せだったら、いい人生なんだと思う。そんな風に思わせてくれる物語でした。