【感想・ネタバレ】象の背中 デジタル編集版のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2009年10月04日

夫とはこういうものなのかもしれない
妻とはこういうものなのかもしれない
愛人とはこういうものなのかもしれない
父親とはこういうものなのかもしれない
母親とはこういうものなのかもしれない
息子とはこういうものなのかもしれない
娘とはこういうものなのかもしれない


家族とはこういうものなのかもしれない...続きを読む


たった1冊の本の中に、それぞれの存在の縮図がある


腑に落ちないことがある。 - 主人公、幸弘への私の気持ち。
不埒なのに、なぜ「誠実だ」と感じてしまうんだろう
1番嫌いなタイプのはずなのに、なぜすんなりと「受け入れられる」んだろう
身勝手なのに、なぜ「優しい」と感じてしまうんだろう

考えても、分からない。 なぜなのだろう。












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Posted by ブクログ 2009年10月07日

【10/24】賛否両論の話題作が映画化されると聞いて探してたら、古書店でみつけたので読んでみた。秋元康の歌の世界を小説にしてみました…そんな感じ。確かにそんなに都合よく事は運ばないし、もっと世間はドロドロしてる。だけど見たいとこ、きれいなとこだけ集めた作品があってもいい。娘になったり、愛人になったり...続きを読む、妻になったりしながら泣いてました。美和子が幸弘に寛容なのは2歳年上だから…と思う。わたしも最期に「お疲れ様」と云える妻になりたい…けど、やっぱり先に逝くのを看取られたいな。

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Posted by ブクログ 2010年04月16日

出演:役所広司 今井美樹
同世代の人に薦めたい1冊
秋元康がこういった作品を書いていたとは
正直、意外でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月29日

秋元康さんの小説を初めて読んだ。良かった。
他の作品もあれば読んでみたいと素直に感じた。
大切なことはいつも、身近にあり日々を大切にすることを小説を通して改めて考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2023年06月20日

感想
平等に訪れる死。頭では理解するが心が拒否する。しかしいつかは向き合わなくては。自分が消えた後に何が残るのか。ではなく何を残すか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年04月29日

がん宣告で、あと6か月、残された時間に身辺整理していく話。
「象は死を悟るとひとり群れを去っていく。出会った人びとに遺言を残していく。

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Posted by ブクログ 2013年03月31日

48歳サラリーマン、肺がんの為、余命半年。延命治療を拒否し、残された時間で今までお世話になった人達へ色々な形の遺書を書く。最後は家族に見守られながら他界する。

 本に付いていた帯の文言が印象的だった。「身勝手すぎ」vs「男の理想」、正に見る人によって両極端に分かれる内容だった。死の直前で浮気相手...続きを読むが出現したとして自分ならどういう態度をとるか・・・。難しい。
 こういう本を読むと後悔しないように生きようと思うのだけれども、無為な時間を過ごしてしまう現実。自分に正直になれない性格。忙しい毎日。サラリーマン。

「それは、逃げだ。何でも話すことが誠意じゃない。」
「”正直に話せば許される”わけではない。思いやることを放棄しているだけだ。」

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月02日

賛否両論の小説のようでしたが、個人的にはいい話だと思う。確かに、ずいぶんと勝手な父親で、しかもそれを美徳としている感じはなんとなくしっくりきませんが、それでも父と娘のやりとりにはジーンとくるものがありました。

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Posted by ブクログ 2012年05月15日

あと半年の命…。末期ガンを宣告された中年男性藤山幸弘が、穏やかに家族との生活にある日、医師に告げられた主人公。そして愛人。読み進めていく中で、奥様が健気に使えておられる姿に同情するばかり、最期に及んでも、身勝手すぎる主人公に、男性って!と思いするも、こうして逝けるのは男の理想かなとも感じた。
 最近...続きを読む、身近で若い方たちが癌で旅立たれたお姿をお一人お一人、思い浮かべながら、涙々で読ませて頂きました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年10月10日

人間である限り必ず訪れる死をどう向き合うか。

個人的には非常に理想的な死に方だと思う。


所々にAKBヲタなら聞いたことがある言葉が出てくる。

AKBヲタの人は探してみてください(笑)

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Posted by ブクログ 2010年08月06日

もし、余命が半年しか残っていなければ、大事にしなくてはならないことを最優先するんじゃないかな。
今やっている『どうでもいいかもしれないこと』と『大事なこと』をいつも天秤にかけてなるべく誠実に生きて死にたいと思わせる本でした。
秋元康氏やるぅ。

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Posted by ブクログ 2010年06月27日

末期癌であることを告げられてからの余生を描く。
人は常に死ぬことを意識しながら生きるべきなのだと感じた。それだけで世界は違って見えるのだと。
生きることは自分を思うことであり、死ぬことは周りの人間を思うことであることを本書を通じて学んだ気がする。

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Posted by ブクログ 2010年06月01日

医者から余命半年と宣告されたごく普通のサラリーマン、藤山幸弘。
藤山は延命治療を拒否し、残りの人生を「やりたいこと」に費やすことにした。彼の「やりたいこと」とは、関わった人たちに直接会って”遺書”を渡すこと。

自分と関わった人たちと出会い、過去を振り返ることによって、「自分の人生とは何か」に気...続きを読む付いていく藤山。
果たして彼は、最後に何を思うのだろうか。
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もし自分が癌で余命半年と宣告されたら何を思うだろう?と考えてしまった。何十年も会っていない人に、伝えたくて伝えられなかったメッセージを伝える、なんて、できるだろうか?

僕にもそういう人はいる。そういう人を探してお別れを言ってまわるなんて、できるかなあ?
こういうことは何も言わずにお墓にもって行くべきこと考えていたので、ちょっとコペルニクス的な衝撃を受けました。

「自分の醜いところもみんな、家族なら受け入れてくれるに違いない」と何もかも家族に素直にさらけ出すって、ちょっと身勝手すぎじゃない?と鼻につく場面もあったが、後に残された家族にいい想い出を残してあげたいと思う気持ちとの対立軸もきちんと議論されていた。
よい死に方とは一体何なのか?という事をまじめに見つめていた点は評価したい。

圧巻なのはホスピスの事を実によく描けている事。
僕も死んだ事はないのでよくはわからないが、
死ぬとはこういうことなのか、とわかるような気がした。
そして僕の好きな一節、ホスピスの医者を評して
”「この人は医師になるために生まれてきた人だ」
と思った。天職に出会えた人間のみが持つ、
独特の自信のようなものがある。”
患者さんが「この医者についていこう」という
目を僕にする時がごくたまにありますが、
それってこういう時なのかなあ、と思いました。
秋元康の人間ウオッチング、なかなかです。

井坂聡監督、役所広司・今井美樹主演で映画化されています。

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Posted by ブクログ 2009年10月19日

自分の余命を知った男が、妻子にはそれを知らせないまま過去に思いの残る人々を訪ね歩く。
家族のうち息子だけに秘密を共有させる主人公の身勝手さに腹が立った。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

前半部分は、浮気相手の悦子やモトカノとの関係で主婦の私から見るとおいおいって思う部分が多かったんだけど後半は泣けた・・・。
すごく良かった。でも私は、主人公の妻美和子のようにはなれないなと思った(^^;
だって、浮気相手をホスピスに突然呼ぶ旦那・・・。どうなんだろう。
その浮気相手とすき焼きを食べる...続きを読む息子もね。
話に出てくる女性達は、みんなとっても優しい人達でした。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

もうすぐ公開される映画の原作です。
というわけで、映画の配役を思い浮かべながら読んだのですが、
主演の役所広司は、まさにぴったしの役でした。

末期のガンで余命半年と宣告された48歳のサラリーマン。
彼は延命治療を拒否して、
残された時間を、大切に使おうとするのだった。
会いたい人に会い、残された家...続きを読む族や愛する人のためのその後を考え、
心置きなく死ねるように。。。

この主人公は、ちょっと、身勝手でもあるような気がするのですが、
男にとっては「理想の死」だと思う。
こんなふうに死ねる人は、そうはいないだろう。。。

そう思いつつも、たっぷり泣けました。
何度も何度も。。。

死を考え、人生を考えるのに、参考になるかも。。。
いい言葉も、たくさん発見しました。
おすすめです。

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Posted by ブクログ 2016年05月28日

こういう男は大嫌い。だけど、生きる時間について、考えた。時間が区切られたら、どうするか?来年がなかったら?

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Posted by ブクログ 2014年08月26日

例えば、今ボクが余命半年と告知された時にどのような行動をとるのかと考えました。

藤山のように、家族への隠し事を告白したり、過去に自分と接点のあった人に会うというのは、やはり自分を忘れて欲しくないという気持ちからなのでしょう。

ボクは自分というより、家族が気がかりで、今後の生きる道標をつくることに...続きを読む専念するのだろうと思いました。

突然訪れる死も残酷ですが、半年先という死の宣告も残酷で、身辺整理ができる点では少しでも時間がある方が良いと感じました。

秋元康の小説ははじめてでしたが、面白く読めました。

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Posted by ブクログ 2014年05月15日

思ってたほど感動できなかった。
でも途中で石川さんに泣かされた。
言うことかっこよすぎ。

主人公はある意味すごい。
こんな正直者めったにいないよ。

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Posted by ブクログ 2017年11月09日

今のテレビ界を揺るがすようなAKB人気。
その仕掛け人でありAKB生みの親、秋元康さんの作品だ。

末期がんで、あと半年の命と宣告された49歳のサラリーマン幸弘。
半年の間に何ができるのか。大学生の息子と高校生の娘と優しい妻、そして妻とは正反対の性格で彼を支える愛人。周りの人々にも恵まれた男の人生だ...続きを読むった。彼は、あえて延命治療ものぞまず、ありがままに生きようと決心する。
まず会いたい人に会おうと、初恋の人、ケンカ別れをした親友に会いにいく。もう思い残すことはないかと考えていたら、昔若気のいたりで過ちをした女性から連絡が入り、秘密にしていた幸弘の娘が結婚するという話を聞く。幸弘は、俺にそんな娘がいたの?と驚きながらも、思い残すことのないよう、その子と対面を果たす。
そして、妻と愛人とも会わせ、子どもたちにも真実をうちあけ、自分と関わりあった親族に見守られながら最期のときに備えていた・・・

余命あと何カ月と言われたら、自分なら何をするだろう。
残された短い期間で何ができるのだろう。
この作品は常にそれを問うていた。

作者が秋元さんで、意外といえば意外な感じだったが。
でも愛人と妻を惹き合わせたり、両方とも愛している、なんて、男性の都合のいいように書かれているなあとふと思った。
これが宣告された男性の本心なのだろうか。
まあ、悔いを残さないようにしたい、という意味ならわかるが、やはり、残される妻や愛人にはお互いに少々苦痛だと思う。

余命宣告された男性の手記・・・
ストーリー的には、読んでいて切なくなる作品だった。

余談だが、私には、主人公の高校生の娘が、AKBキャラに思えて仕方がない。秋元さんのイメージが強すぎるせいだろうか・・・。

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Posted by ブクログ 2011年12月05日

死ぬとき、どうあるかについて考えさせられた。

わたしはどうするかなぁ。

死にたくないって言うでしょ。
そんで、とりあえず誰に会うかな。
いちばん好きだった彼に会いにいくかな。
そしてどうしよ。難しいな。

できたら、笑って死にたいけど、
痛いのは苦手だな。




人が死ぬ瞬間に立ち会ったのは一...続きを読む度だけだ。
おばあちゃん。
おばあちゃんが死ぬ瞬間まで、ずっと手をさすってたあの時。


いつの間にか呼吸がとまって、
いくら揺さぶっても起きてくれなくて。
おばあちゃんは最後は意識を取り戻さずに死んだから、
なにを考えてたかわかんない。

でも、おばあちゃんはみんなに見守られて死んだから
きっと寂しくないような気がしたよ。

ひとりで死ぬのは怖いもの。

何が書きたかったんだっけ。
うん。わかんなくなっちゃった。

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Posted by ブクログ 2011年11月06日

文庫版の方を読みました。

物語として感動する場面と笑っちゃう場面があり、節々に秋元康氏が浮かんできます。

というのも、過度にロマンチストで、過度にリアリストであり、村上春樹の主人公のようなナルシズムも満載な部分です。

文庫版の児玉清さんとの対談にもありましたが、ある種のロマンでしょう。死に際の...続きを読むロマン小説と考えて良いかと。

確かに色々準備できるのはいいことですよね、突然の別れが何よりも一番辛いですから。自分のためというよりは、周りのためにも突然にならないようにしたいなと自分も思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年11月03日

秋元康といえば、オニャンコ、AKBが一番に連想され若い女の子の中で楽しんでいるおじさんという印象がありますが、
読み応えがあり、泣かされました。多才な人なんですね。

余命を宣告された主人公が納得のいく最期を模索しながら残された日々を生きていく物語でした。
主人公はいい人過ぎず、立派過ぎず、ヘタレ過...続きを読むぎず、人物像がリアリティがあります。
スティーブ・ジョブスほど周りの人に惜しまれなくても、
普通の人が求める理想的な最期はこんな感じかもしれません。

知らなかったのですが、役所広司&今井美樹で映画化されていたんですね。

完璧に満足しなくてもいい。死ぬ瞬間60%幸せだったら、いい人生なんだと思う。そんな風に思わせてくれる物語でした。

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Posted by ブクログ 2011年08月19日

最後はやはりうるっと来てしまいました。
正直、中盤までは、これは男性の願望を形にしたようなかんじがして、男性のほうが感情移入できる内容なのではないかと思う部分もありました。
個人的にはスイカを食べている時の長兄の一言が、私の言いたかったことを代弁してくれていてすっきりしました。
なかなか毎日の中で、...続きを読む1日1日に重要性を持たせるのは難しいですが、意識だけでも変えて生きたいと改めて思うきっかけになりました。

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Posted by ブクログ 2010年09月15日

私がもし余命半年と宣告を受けたら何ができるだろう、と考えた。たいしたこともできないまま期限がきちゃうんだろうな。
もし自分の夫があと数ヶ月で死んでしまうとしたら、美和子みたいにしっかり支えたいと思った。

====すき焼きの割り下(いつか挑戦したい)====
1. 利尻昆布10グラムを、濡らしてかた...続きを読むく絞ったふきんで拭いて、水1リットルにつけて30分おく。
2. 火にかけ、沸騰してきたら、火を弱め中火で3~4分煮立てる。アクを丁寧にとる。
3. 別の鍋にみりん2合を入れて沸騰させ、半分まで煮詰める。
4. 日本酒大さじ2、砂糖140グラム、濃口醤油2合、昆布だし1合をいれ、ひと煮立ちさせたら出来上がり。

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Posted by ブクログ 2009年11月30日

やっと!読んだ
普段なら1日で読めるのに娘ちゃんが居て1週間もかかってしまった・・・。
男の人に都合がいいお話だった。
あの歌のほうがジ~ンと来た

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Posted by ブクログ 2009年11月02日

どこまで描かれるのかと思って読んでいたら、ほんとに最期の最期までで読み進めるのが辛かった。
不倫相手と奥さんと。
対等にしてあげたい。とか、そういうダメな自分を分かって欲しいとか、それは男の人のエゴなんじゃないかなぁと思った。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

自分の命が「あとこれだけ」しかないと告げられたら。。
それと同時に、自分の中の大切なヒト、コト、モノが見えてくる。

読みながら、「私だったら・・・」とついつい考えながら読んでいた。
そしてもっと自分の周りにしっかり目を向けてみようと思わせてくれた。

ただちょっと主人公の人間関係には納得い...続きを読むかなかったけど。笑
でも読み終えた時には、前向きに色々考えさせてくれる一冊になった!

そして最後は号泣。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

肺がんで余命半年の宣告を受けた48歳の会社員の話、昔の友や初恋の人に会いに行く前半はなつかしい再会の話、最後の別れに向かい後半は読むのもつらい。自分の死を知ったものは最後の時間をどう過ごすのだろうか、死は人生の清算か、自分を忘れてほしくないという思いだけで、本当なら会わずにいたであろう過去のある一...続きを読む時期で分かれた人に会って思いを伝えたのか?人生を振り返り、道のりを確認することで死を受けいれていく悲しい話。読後はなぜか爽やかでもある。秋元さん結構うまい、後半が少し読むのが辛いが、、、

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

末期ガンで余命半年と宣告された中年男が、妻に、子供に、そして愛人に何を遺すか?
現在映画も公開中の話題作を、社内で回し読みしました;^_^A
「身勝手すぎ」VS「男の理想」と賛否両論の小説とのことでしたが、うーん…
やっぱり女性の立場から見ると、周りの人間が都合よく動き過ぎるような気がする。
こんな...続きを読む出来た妻や愛人がいるとは到底思えない。著者の理想なんだろうなぁ。

10ページくらい読んだところで、うわー上手い!と思った。
中年男性の本音がこれでもかこれでもかとストレートに語られる。
近頃の若い社員の「〜っす」言葉はなんとかならないものか、こいつは何十年かして、ある日、医師からあと半年の命と宣告された時も、「マジっすか?」と聞くのだろうか、というくだりには笑った。
私も仲間内では「〜っす」言葉を使うけど、上司に向かって「Aプランで行きたいっす」とは言わないっすよww

この本の中には書き留めておきたい文がたくさんあったけど、これから読む方もいらっしゃるでしょうから書かないでおきますね。

果たして私は身の周りを整理してから死ねるんだろうか?(-"-;)
なんて言っていられるのは、当分死なないと思っているからなんでしょうね。
いかに日頃緩慢に生きているかを考えさせられた作品でした。

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