【感想・ネタバレ】三国志ことわざ辞典のレビュー

あらすじ

三国志の魅力は個性的な英雄豪傑が登場するということもあるだろうが、数千年の時を経ても変わらぬ人間の本質を、髀肉の嘆、蟷螂の斧などの言葉でズバリ示していることも見逃せない。ことわざ辞典というかたちで、名言の数々を厳選した本書は我々が生きていくためのヒント集でもあるのだ。今さら人に聞けない名言も、わかってしまえば人に教えたくなるだろう。

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Posted by ブクログ

読書録「おもしろいほどよくわかる三国志の
教えと名言」3

著者 ことわざ倶楽部
出版 扶桑社

p102より引用
“我、人に背くとも、人の我に背くこと許さ

[意味]曹操が友人、陳宮に発した言葉。自分
は人に背くが、人が自分に背くことは許さな
い。この言葉で陳宮は曹操のもとを立ち去り、
曹操は大切な友を失ってしまった。”

目次より抜粋引用
“三国志の教え
 三国志の名言
 三国志のことわざ”

 ことわざ格言、名言を研究する集団による、
三国志の出来事や登場人物の名言・格言など
をまとめた一冊。
 英雄たちのエピソードをもとにした教訓か
らよく使われることわざまで、人間味にあふ
れた人々の生きざまの一部が記されています。

 上記の引用は、董卓暗殺に失敗した後の逃
亡時に起きた出来事についての一節。
こんなことを言うような人物でも、多くの家
臣に恵まれるのですから、人というのは不思
議なものです。
 一度はだれでも聞いたことがあるであろう
ことわざ等について、元になったエピソード
を紹介しながら解説されていて、よりことわ
ざ等が味わい深く感じられるようになるので
はないでしょうか。

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2019年11月14日

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