【感想・ネタバレ】相続・遺言を巡る法律問題 弁護士が知識と経験で解決した困難事例のレビュー

あらすじ

相続・遺言の事件処理において、弁護士が直面する頻度の高く、事件対応に悩む37事例を取り上げ、実務上の知識・慣行を明文化し事件解決のプロセスが理解できる①事例の概要、②論点、③解決法について解説している。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前半はかゆいところに手が届く的な記載が多くてすごくよかった。使途不明金の反論パターンとか、本来であれば経験の蓄積がないと把握できない知識が得られる。特別機余分の限界事例のケースも同様の有用性。あとは相続放棄についてこれくらい充実したボリュームで書かれている実務書は意外と他にないと思うので、放棄周りのケースが充実しているのも助かる。そんなにクリティカルな論点と扱われてないのにたまに訊かれてしどろもどろになりがちなので。
他方で後半はページ稼ぎのような印象を受けた。自筆性のあたりは事例判断のあてはめを羅列しただけで深い分析はなされていないし、最後の民事信託の章は相続関係の困難事例解決の指針を示すという本書のコンセプトからずれてない?

0
2022年12月19日

「学術・語学」ランキング